監督・脚本:塚本連平
主題歌:加藤ミリヤ
出演:森崎ウィン(北村大河)、深川麻衣(上地美帆)、西村まさ彦(北村登志雄)、佐藤隆太(北村宏之)、竹内力(宮本武蔵)、田中俊介(水野一秀)、小林きな子(長谷川浩美)、有福正志(中条信介)、
北村大河28歳。大学入学を機に上京し、そのまま東京で役者を目指しているが夢にはまだ遠い。父からの電話に冷淡な対応をした数日後、幼なじみの美帆から父が急死と知らせが来た。大河は高校生で母と死別して以来、家庭を顧みなかった父が許せずにいた。エリート銀行員の兄は、父の遺した自動車整備の”北村ワークス”を家ごと処分するという。遺品整理をするうち、語られなかった父と母の心に気づく。弔問に訪れた父とラリー仲間だった宮本からも、ラリーにかけた父の想いを知らされた。頑なだった大河は、従業員たちと店を立て直すため、11月のラリーに参加することにした。
チームのメカニックとして有能だった父は、ラリーカーを保管していました。ラリーは6,7人がチームとなり、ドライバーやメカニックが力を合わせるものです。ほかの車と並んでスピードを競うレースではありません。父の言葉が美帆の撮ったビデオの中に残っていました。「ラリーは行ってまた戻ってくる、どんなにボロボロになっても」。避けていた故郷で、自分のやりたいこと、大切な人を見つける大河を、活躍著しい森崎ウィン。シングルマザーの美帆を深川麻衣。いくつかの困難に見舞われながらも、ラリーのように戻る場所と仲間を手に入れる大河。里山の風景が美しく、ラストも爽やかです。
自然豊かなロケ地は愛知県豊田市と岐阜県恵那市。「FIA世界ラリー選手権(WRC)第12戦フォーラムエイトラリージャパン2021」開催地です。無事に開催されますように。(白)
2021年/日本/カラー/シネスコ/105分
配給:イオンエンターテイメント、スターキャット
(C)2021「僕と彼女とラリーと」製作委員会
https://bokukano-rally.com/
★2021年10月1日(金)ロードショー、愛知・岐阜一部劇場で24日から先行公開
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