2021年09月17日
ディナー・イン・アメリカ(原題:Dinner in America)
監督・脚本・編集:アダム・レーマイヤー
撮影:ジャン=フィリップ・ベルニエ
音楽:ジョン・スウィハート
出演:エミリー・スケッグス(パティ)、カイル・ガルナー(サイモン)、グリフィン・グラック(弟ケビン)、パット・ヒーリー(父)、メアリー・リン・ライスカブ(母)、リー・トンプソン(ベティ)
孤独な少女が家に匿ったのは、覆面バンドの推しメンだった…!?
過保護な両親に育てられた臆病な少女パティは、孤独で単調な毎日を送っていた。そんな彼女にとって、パンクロックを聴くことだけが、平凡な人生から逃避できる唯一の楽しみだった。ある日、パティはひょんなことから、警察に追われる男サイモンを家に匿うことに。なんと彼の正体は、パティが大好きなバンド「サイオプス」の覆面リーダーであるジョンQだった。
アメリカ国旗柄の服を着ているパティは確かに地味、学校でも小さくなって目立たない。でも(だから?)パンクロックが大好き。この落差に笑えて共感もします。ライブに行けなくて落ち込んでいるところに、当のバンドのリーダーが現れるという漫画のようなサプライズ。なにせ覆面リーダーなので、パティは長いこと彼だと気づきません。そのズレがまたおかしいのと、サイモンの意外に繊細(?)なところにグッときます。
エミリー・スケッグスは舞台女優、カイル・ガルナーはスリラー映画に出演しているそうで、お初でした。ほかの出演者を見ても、娘の彼氏に色目を使う(笑)リー・トンプソン以外知った俳優さんはいませんでした。低予算映画ながらパンク精神が隅々まで詰め込まれたラブ・ストーリー。若者とパンクロックのファンにおおいに受けたそうです。俳優ベン・スティラーがプロデューサーに名を連ねていて、そこかしこからにじみ出るユーモアは彼からでしょうか?(白)
2020年/アメリカ/カラー/シネスコ/106分
原題:Dinner in America
配給:ハーク
(C)2020 Dinner in America, LLC. All Rights Reserved
https://hark3.com/dinner/
★2021年9月24日(金)より全国順次公開
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