2021年08月29日

科捜研の女 劇場版

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監督:兼崎涼介
脚本:櫻井武晴
撮影:朝倉義人
音楽:川井憲次
出演:沢口靖子(榊マリコ)、内藤剛志(土門薫)、佐々木蔵之介(加賀野亘)、若村麻由美(風丘早月)、風間トオル(宇佐見裕也)、金田明夫(藤倉甚一)、渡辺いっけい(倉橋拓也)、小野武彦(榊伊知郎)、戸田菜穂(芝美紀江)、斎藤暁(日野和正)、西田健(佐伯志信)、田中健(佐久間誠)、佐津川愛実(秦美穂子)、野村宏伸(佐沢真)、山崎一(宮前守)、長田成哉(相馬涼)、奥田恵梨華(吉崎泰乃)、崎本大海(木島修平)、渡部秀(橋口呂太)、山本ひかる(涌田亜美)、石井一彰(神原勇樹)ほか

京都・洛北医科大学で女性教授が転落した.落下していくのを見てしまった法医学教室の風丘教授が発見者となった。殺人事件を疑うが、証拠もないまま初めは自殺として処理されそうになった。しかし、京都から始まった不審死は、日をおかずロンドン、トロントなど世界各国で同時に発生した。それも科学者ばかりが亡くなっている。悪意を持つ誰かが企んだものなのか?何のために?死者たちに共通するものは何か?科捜研のメンバーは一丸となってこの難事件に立ち向かう。浮上してきたのは帝政大学の微生物学教授の加賀野亘。通称「ダイエット菌」と呼ばれる腸内細菌を発見し、最初の被害者である教授とも会っていた。

1999年から20年以上に渡って放映された人気ドラマ初の映画化。マリコの京都府警科学捜査研究所(略称:科捜研)の新旧メンバーが勢ぞろいして書ききれません。
背景となる京都の秋の風情も美しく、緊迫した事件の間に、ちょっとした遊び心もはさんであります。伊東四朗がカフェでマリコをナンパする老紳士役を粋に演じているほか、現場から実況するアナウンサーに人気声優の福山潤が扮しています。
映画『校庭に東風吹いて』(2016)で小学校の先生を演じた沢口さんを取材させていただきました。若く溌剌とした「藍より青く」(1972年の連ドラ)から拝見していますが、成熟した女性になられてますます美しいのに驚きました。
本作は映画ならではの多くのキャスト、美しいロケ地を舞台に沢口さんも「ある初体験」に挑戦しています。複雑な難事件、縦横に張り巡らせたトリックをマリコたちはどう見抜いていくのか?お見逃しなく。

9月3日の劇場版公開を記念して8月16日~9月10日、テレビ朝日にて番組がリピート放送されています。始まりの第1話からシーズン20までの中からスタッフや各界のファンが選んだベストエピソードまで。番組表を確認してお楽しみください。(白)


子供のころからミステリー小説や探偵小説、SF小説などが好きで文庫本をよく読んでいた。でも、20代~50代くらいまで、そういうのを読んだり、見たりする余裕やチャンスもなく過ごした。しかし、2011年、TVがデジタル方式に移行した時に録画が容易になり、その頃から、この「科捜研の女」や「相棒」を録画しては見るという生活様式(笑)が日課になり、かつて好きだった「事件解決もの」の番組を見るようになった。
工業化学出身ということもあり、その中でも<科学の力で事件を解決する>「科捜研の女」は、私のお気に入り。それにマリコさんの諸突猛進型の事件解決はあっぱれと思い大好き。と言っても、いつもパソコン作業をしながらの「ながら見」なので、画面をしっかり見ることはあまりないし(食事をしながら見ている時だけ)、集中して見ることもほとんどない。それでも、ほとんど毎日録画して見ている。今も数日前に録画した「科捜研の女」を観ながら、この文章を書いている(笑)。そんな私だけど、高校時代、工業化学科だったこともあり、聞いたことのある化学薬品の名前や、化学現象などの名前などが出て来たり、植物にとても興味がある私にとって、事件があった場所の植物の名前や分布などがわかる方法があるんだとか、そんなにいろいろなことが科学でわかるということに驚きの連続。しかし、防犯カメラや科学を使っての事件解決から感じるのは、なんでもかんでも、すぐに事情が見えてしまうんだなと思い、いかに私たちは管理されているかを思う。
それにしても、この番組は20年も続いていると知り驚いた。私が見ているのは、この10年くらい。科捜研のメンバーも、沢口靖子さん以外も変わらないのだろうか。多少の移動や新規参加などは見てきたけど、大きな変更もあったのでしょう。
映画化は初めてのことらしいが、科捜研や警察側のメンバー以外の、いろいろな回でのゲスト出演者も出てきて、その時のキャラクターのまま出ていて、その回のことを思いだしたりした。映画化を記念して、初期の頃の回とか、この映画を観るのに参考になるような作品の上映が何回かあった。そして何より驚いたのはマリコさんはかつて結婚していたということだった。ずっと独身できたのかと思っていたけど、そうではなかった。それも、8月16日くらいの回の放映で出てきて、そうだったんだと思っていたら、この映画でも元夫が出てきて「なるほど!」と思った。映画を観るための下準備の古い作品のTV再放映、結構参考になりました(暁)。


2021年/日本/カラー/ビスタ/108分
配給:東映
(C)2021「科捜研の女 -劇場版-」製作委員会
https://kasouken-movie.com/
★2021年9月3日(金)ロードショー

posted by shiraishi at 00:49| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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