監督(シネマ版):デヴィッド・ホーン
脚本・演出(舞台版):ランディ・ジョンソン
音楽ディレクター:ブレント・クレヨン
出演:
メアリー・ブリジット・デイヴィス(ジャニス・ジョプリン)
オーリアナ・アンジェリーク(オデッタ/ベッシー・スミス/ザ・シャンテルズ)
アシュリー・テイマー・デイヴィス(アレサ・フランクリン/ニーナ・シモン/ブルース・ウーマン/ザ・シャンテルズ)
タウニー・ドリー(エタ・ジェイムス/ザ・シャンテルズ)
ジェニファー・リー・ウォーレン(ブルース・シンガー/ザ・シャンテルズ)
ジャニス・ジョプリンは、1967年に音楽シーンに登場して爆発的な人気を獲得し、たちまちロックアンドロールの女王となった。生々しい情感にあふれ、アメリカ南部ならではのおおらかさを感じさせる独特の歌声は、人々を魅了し、モントレーやウッドストックをはじめとする全米各地のライブ会場を席捲した。ジャニスのシングルのうち、Billboard Hot100入りしたのは5枚。中でも『ミー・アンド・ボビー・マッギー』のカバー曲は、1971年3月に1位に輝いている。このほか『ピース・オブ・マイ・ハート』、『クライ・ベイビー』、『ダウン・オン・ミー』、『ボール・アンド・チェイン』、『サマータイム』のカバー曲をはじめとする数々のヒット曲が生まれた。1970年に収録された遺作にして代表作でもある『パール』は、今年、50周年を迎える。同アルバムは、実に9週間にわたり全米No.1を獲得した。ジャニス亡き後、生前に収録された音源やパフォーマンス映像は、音楽界のアイコンとしてのジャニスのステータスを不動のものとし、後進のアーティストやジャニスの音楽を信奉するファンたちにインスピレーションを与えた。無数のヒットコレクション、ライブアンソロジー、コマーシャル、そして大ヒットを記録したブロードウェイのショーなどを通じて、ジャニスの伝説は今も生き続けている。
スター、ジャニス・ジョプリン。数々の名曲をジャニスが熱唱し、彼女が音楽的にも影響を受けたアレサ・フランクリン、エタ・ジェイムス、オデッタ、ニーナ・シモン、ベッシー・スミスと共に感動のステージを披露する。「孤独」と生涯戦ったジャニス・ジョプリン。そんな中、ジャニスが自らの物語を語り始める。
本場ブロードウェイの演劇やミュージカルの舞台を、間近でそのまま体感できる松竹ブロードウェイシネマ。今回はメアリー・ブリジット・デイヴィスがそのたたずまいといい、歌声といい、ジャニス・ジョプリンをほうふつとさせます。
27歳で亡くなって早くも50年になるジャニス・ジョプリン。2016年のドキュメンタリー『ジャニス リトル・ガール・ブルー』ではジャニスの孤独が垣間見られ、スターダムに昇りつめながら、あんなに早く逝ってしまって…伝説にならなくていいのにと思ったものでした。しかーし本作では、ジャニスが憑依したかのようなパワフルなライブが観られます。次々と披露される懐かしいヒット曲に往年のファンは感涙必至。
彼女が影響を受けたアレサ・フランクリンをアシュリー・テイマー・デイヴィスが、エタ・ジェイムスをタウニー・ドリーが扮し(一人何役も演じています)素晴らしい歌唱を聞かせます。これこそ音響の良い劇場で、たっぷりと楽しんでほしい作品です。(白)
2018年/アメリカ/カラー/ビスタ/117分
配給:松竹
ⓒJason Niedle
★2021年7月2日(金)から東劇(東京)・なんばパークスシネマ(大阪)・ミッドランドスクエア シネマ(名古屋)他全国順次限定公開 ロードショー
【松竹ブロードウェイシネマ 公式アカウント】
https://broadwaycinema.jp/
www.instagram.com/shochikucinema/
www.facebook.com/ShochikuBroadwayCinema
twitter.com/SBroadwayCinema