2021年06月20日

夏への扉 キミのいる未来へ

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監督:三木孝浩『フォルトゥナの瞳』『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』
原作:ロバート・A・ハインライン
脚本:菅野友恵
撮影:小宮山 充
音楽:林ゆうき
主題歌:LiSA「サプライズ」(SACRA MUSIC)
出演:山﨑賢人、清原果耶、藤木直人、夏菜、眞島秀和、浜野謙太、田口トモロヲ、高梨 臨、原田泰造

若き科学者の高倉宗一郎は、亡き養父の松下の会社でロボット研究に没頭していた。 早くに両親をなくした宗一郎は松下の養子となり、松下の娘・璃子と愛猫ピートを、家族のように大切に思ってきた。研究の完成を目前に控えたとき、宗一郎は信じていた仲間の罠にはめられ、冷凍睡眠させられてしまった。目がさめるとそこは30年後の東京。研究も財産もピートも失い、璃子は謎の死を遂げていたのを知る。愕然とする宗一郎だったが、人間そっくりなロボットの力を借り、自分が眠らされていた30年の間に何があったのかを調べ始める。

原作はロバート・A・ハインライン著の1956年に発表されたSF小説「夏への扉」。タイムトラベル小説の名作としてこれまで多くのハリウッド映画に影響を与え、今も全世界で愛されています。タイトルは、主人公の愛猫のピートが寒くなると「夏へ続くドアを探す」ことから。猫は寒がりですからね。どこかの扉を開けたら外は夏に違いない、と全部の扉を確かめるんです。
日本が舞台のドラマに翻案、実写版になりましたが、原作と同じくピートは大切な相棒です。宗一郎が璃子の手掛かりを求めて丹念に探究していくところは、どこかにいることを信じてドアを開け続けるようなもの。
高校生役の印象の強かった山﨑賢人さんが『キングダム』で激しいアクション、『劇場』ではこれまでの印象を覆すグダグダ男、おお!大人になったんだなぁと思いました。今作では逆境にめげない科学者役。これまた違う面を見せてくれます。璃子役は連続テレビ小説「おかえりモネ」のヒロインでもあり、出演作の続く清原果耶さん。クールな藤木直人さんとピートの名演技もお見逃しなく。(白)


2021年/日本/カラー/シネスコ/118分
配給:東宝、アニプレックス
(C)2021「夏への扉」製作委員会
https://natsu-eno-tobira.com/
★2021年6月25日(金)ロードショー
posted by shiraishi at 18:24| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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