2021年05月28日

グリーンランド 地球最後の2日間 (原題:Greenland)

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監督:リック・ローマン・ウォー
脚本:クリス・スパーリング
撮影:デイナ・ゴンザレス
出演:ジェラルド・バトラー(ジョン・ギャリティ)、モリーナ・バッカリン(アリソン)、ロジャー・デイル・フロイド(ネイサン)、スコット・グレン(ディル)

近所の友人たちとのパーティのさなか、テレビに「隕石が地球に迫っている。ただちに避難せよ」という警告が流れる。人々がパニックに陥る中、ジョン・ギャリティは携帯に大統領アラートが届いているのに気づく。妻のアリソン、息子のネイサンとともに緊急避難者に選ばれたのだ。隕石が衝突するのは48時間後だという。選ばれなかった友人が娘を連れて「この子を基地まで一緒に」と涙ながらに追ってくる。許可証がないので断るほかない。ようやくたどり着いた集合場所の基地ではネイサンの持病のため、出発機への搭乗を拒否される。緊急避難者ではない群衆も集まり、大混乱のうちに3人は離ればなれになってしまう。

平和な日常が突然の隕石の接近によって一変します。隕石の落下はミサイルでも防ぎようがなく、人々は一律に危機に陥るのですが、ここには超能力のヒーローも卓抜した指導者も現れません。いつも強い主人公だったジェラルド・バトラーは、建築技師の普通の父親で妻と息子を守るために奔走します。世界崩壊まで48時間というタイムリミットの中、政府に選ばれた人々の避難が始まりますが、選ばれなかった人々はどこへ行けばいいのでしょう。必死で生き延びようとする人たちの、剥き出しの姿が描かれます。
『コンティジョン』(2011)は世界を覆うウィルスとの攻防を描いて、コロナ禍の現代と重なりました。政府にはこんな時にどう対処するのか、計画はあるのでしょうか?生き残るために私たちは何ができるのでしょう?
ウォー監督とバトラーは『エンド・オブ・ステイツ』(2019)に続く再タッグ。目を奪う視覚効果は、アカデミー賞受賞VFXスタジオの”PXOMONDO”が担っています。実際には絶対体験したくないこのディザスタームービー、劇場で”安全に体感”してください。(白)


2020年/アメリカ/カラー/シネスコ/119分
配給:ポニーキャニオン
(C)2020 STX FINANCING, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
https://greenland-movie.jp/
★2021年6月4日(金)より全国ロードショー
posted by shiraishi at 23:00| Comment(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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