2021年05月15日

藍に響け

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監督:奥秋泰男
原作:すたひろ「和太鼓♰ガールズ」(双葉社刊)
脚本:加藤綾子
出演:紺野彩夏(松沢環)、久保田紗友(新島マリア)、永瀬莉子(江森寿)、板垣瑞生(江森司)、小西桜子(佐伯美鈴)、山之内すず、 茅島みずき、 吉田凜音、川津明日香、山本亜依、カトウシンスケ、濱田マリ、須藤理彩、筒井真理子、吹越満

ミッション系のお嬢様学校に通っている松沢環は、父の会社が倒産して生活が変わってしまったことを誰にも言えないでいる。好きだったバレエも続けられなくなった。富裕層の子女が集まるこの学校で、以前と同じように友達と付き合うには、バイトをするほかなかった。鬱屈した思いを抱える環は太鼓の音に気付く。吸い寄せられて覗くと、クラスメートの新島マリアが一人で和太鼓の練習をしていた。
マリアは事故で声帯を損傷して、まだ発声することができない。言葉の代わりのように力強い音を響かせるマリアは、孤独な影を持っている環を和太鼓部に誘う。

少女漫画が原作かと思っていたら、男性コミック誌に連載されたものでした。本音を話すことができない環と、事故で声が出なくなったマリア。話したいのに話せない二人と、太鼓にかける女子高生たちの青春が描かれます。最初に環が太鼓に気づくのは、水盤の水の見えたさざ波でした。練習場所から離れているのに、空気や水面を震わせるんですね。
環が興味をひかれてから入部するまでがちょっと長いです。辛抱して。厳しい指導に腰が引けそうになりますが、ここも辛抱して。上達は辛さを越えたところにあるようです。
何かを目指している人には特に響くだろう台詞がいくつもありました。太鼓部キャストが吹替なしで挑んだ演奏シーンは圧巻の一言。マメや筋肉痛に悩まされたはず。その甲斐あって彼女たちの特技に「太鼓」と入れてもいいんじゃないかと思う出来栄えでした。
気になる若手注目株・板垣瑞生が寿(ことほ)の兄で太鼓の先輩役。太鼓部が一緒に出かけて観る”御陣乗太鼓(ごじんじょだいこ)”は石川県輪島に伝わる無形文化財。上杉謙信の時代から始まった幽玄・勇壮な太鼓です。こちらも必見。(白)


2021年/日本/カラー/ビスタ/117分
配給・宣伝:アンプラグド
(C)すたひろ/双葉社 (C)2021「藍に響け」製作委員会
https://ainihibike.com/
★2021年5月21日(金)より新宿武蔵野館、渋谷ホワイトシネクイント、池袋シネマ・ロサ他全国順次公開
posted by shiraishi at 20:15| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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