2021年04月18日
グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告 原題:The War with Grandpa
監督:ティム・ヒル
脚本:トム・J・アッスル、マット・エンバー
原作:The War with Grandpa (ロバート・キンメル・スミス著)
制作:フィリップ・グラッサー、マーヴィン・ビアート、ローザ・モリス・ビアート
出演:ロバート・デ・ニーロ、オークス・フェグリー、クリストファー・ウォーケン、ユマ・サーマン、ロブ・リグル、ジェーン・シーモア
エド(ロバート・デニーロ)は妻を亡くして一人暮らしに。転んで怪我をしたエドを心配した娘サリー(ユマ・サーマン)に一緒に暮らそうと言われ、思い出のある家から引っ越すことになる。孫のピーター(オークス・フェグリー)は、おじいちゃんと暮らせることを喜んだものの、自分の部屋を明け渡して、鼠のいる屋根裏部屋に移ることになり激怒。ピーターは、おじいちゃんを追い出すために手紙を書き、宣戦布告。あの手この手で攻撃をしかけてくる。あまりにも度を越したイタズラにエドも激怒。悪友ジェリー(クリストファー・ウォーケン)の悪知恵を借り、ピーターに報復を始める。二人の部屋をかけた小さな戦争は、やがて隣人を巻き込み大騒動へ。果たして勝つのはエドか、ピーターか!?
これでもかとイタズラを仕掛けてくる孫のピーターが、こまっしゃくれていて、ほんとに憎たらしいのです。オークス・フェグリー、上手い!
立ち向かうおじいちゃんは、ロバート・デニーロが演じてるワケですから、一筋縄ではいきません。抱腹絶倒の部屋を巡る戦争! これぞアメリカ映画!
それにしても、ロバート・デニーロもいいおじいちゃんになりました。(咲)
親を引き取りたくても部屋が足りない。息子を屋根裏部屋に追いやって、親の部屋を確保する。アメリカでもそんな悩みがあるんだと何だかとっても身近に感じられました。
子ども相手に本気で立ち向かう祖父を演じたロバート・デニーロも何だかとっても楽しそう。そんなことまでできないだろうというイタズラもあるけれど、その盛り具合が作品を極上のエンタメとして昇華させています。それでいて、戦争は負けた人だけでなく勝った人をも傷つけると孫に諭す脚本のバランス感覚は見事。(堀)
2020年/アメリカ/カラー/スコープサイズ/英語/94分
配給:パルコ
公式サイト:https://grandpa-wars.jp/
★2021年4月23日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国公開
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