2021年04月05日

ゾッキ

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監督:竹中直人・山田孝之・齊藤 工
原作:大橋裕之
脚本:倉持裕
音楽:Chara
出演:吉岡里穂(前島りょうこ)、鈴木福(伊藤)、満島真之介(旅人)、柳ゆり菜(若い女)、南沙良(松原京子)、安藤政信(道場の師範代)、ピエール瀧(定男)、森優作(牧田)、九条ジョー(伴くん)、木竜麻生(本田)、倖田來未(足立の女房)、竹原ピストル(父)、渡辺佑太朗/潤浩(マサル)、松井玲奈(幽霊のような女)松田龍平(藤村)、石坂浩二(祖父)、國村隼(ヤスさん)

りょうこは縁側で日がな寝ている祖父から「生き物は秘密がなくなったら死ぬんじゃないだろうか」と言われて秘密が気になってくる。あてのない人生を続けてきた藤村は、ママチャリで南へ向かって旅に出ることにした。荷物は寝袋と道端で拾ったエロ本一冊。牧田は美人の姉がいるという誤解をとけないまま、妄想に走る伴くんと友達になった。マサルはいなくなった父と、子どものころに遭遇した出来事を思い出す。ビデオやのバイト店員伊藤は海の向こうの国での事件を知った。

孤高の天才漫画家大橋裕之の幻の初期作集「ゾッキA」「ゾッキB」にほれ込んだ竹中直人企画・監督、山田孝之が製作・監督、齊藤工も監督で加わりました。短いエピソードをオムニバスにせず、脚本の倉持裕がそれぞれが少しずつ重なるよう、ゆるやかにつなげています。自分のシーンだけしか知らない出演者たちが、完成した作品を観て「わー!」とか「へー!?」とか驚いたはず。
描かれているのはありふれた日常、ちょっと妙なことが散りばめられています。一番インパクトがあったのは友達のお姉さんに妄想をたぎらせる伴くんと、初めてできた友達のために奔走する牧田くんのストーリー。のめり込む九条ジョーくんと貧乏くじをひく森優作くんインプットしました。着ぶくれた石坂さんと、パーティ帽の國村さんにも、こんな姿見たことない!と思わずニンマリしてしまいました。
勝手に金言「人生は秘密でより楽しくなる」。
※「ゾッキ」とは、“寄せ集め”という古本市場で使われる特殊用語だそうです。(白)


2020年/日本/カラー/シネスコ/113分
配給:イオンエンターテイメント
(C)2021「ゾッキ」製作委員会
★2021年4月2日(金)より全国公開中!
posted by shiraishi at 00:00| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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