監督:遠藤 隆(テレビ岩手)
撮影:田中 進
構成・編集:佐藤幸一
ナレーション:湯浅 真由美
パリ市の紋章にはラテン語で “Fluctuat nec mergitur”と書かれている。
意味は「揺れはするが、沈まない」 そう、「たゆたえども沈まず」。
東日本大震災から10年
1850時間の映像から紡ぐ記録映画
意味は「揺れはするが、沈まない」 そう、「たゆたえども沈まず」。
東日本大震災から10年
1850時間の映像から紡ぐ記録映画
テレビ岩手がこれまでに撮影した記録映像の中から、そこで暮らした人の10年間を切り取り、映画として残しました。自らも被災しながら、急ごしらえの避難所となった旅館、その女将。行方不明のままの夫に手紙を書き続けた妻。あのとき授かった二つの命。三陸鉄道の運転士になった中学生・・・。それぞれのあのときと今が刻まれています。大切な方を亡くして時間が止まってしまった方も多いことでしょう。10年は長くて、そしてあっというまでもあります。語ることで前に進めたり、忘れないことを力にできたりもします。
一人ひとりの来し方を、縁あって撮り続けた人の想いもそっとのせられていました。『山懐(やまふところ)に抱かれて』の遠藤隆監督、田中カメラマン、編集の佐藤さんが再び関わっています。映像を見返しながら、この時間に収めるのがさぞ大変だったでしょう。
収益金は全て被災地復興のために寄付されます。あなたの10年を思い起こしながら、今も終わっていない被災地の人々の心の揺らぎに寄り添っていただけませんか?
もう10年、まだ10年と人によって感じる長さは違うと思いますが、当事者でなければ忘れられていってしまいがちです。
こうやって映像に残していただいたことに感謝。(白)
奇跡の一本松
2021年/日本/カラー/DCP/16:9/103分
配給:テレビ岩手
©2021テレビ岩手
https://www.tvi.jp/tayutaedomo/
★2020年3月5日(金)よりロードショー
上映館、自主上映情報は公式サイトへ
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