2020年12月20日

映画 えんとつ町のプペル

entotu pos.jpg

監督:廣田裕介
原作・脚本・製作総指揮:西野亮廣
アニメーション監督:佐野雄太
美術監督:秋本賢一郎
音楽:小島裕規、坂東祐大
声の出演:窪田正孝(プペル)、芦田愛菜(ルビッチ)、 立川志の輔,(ブルーノ)、小池栄子(ローラ)、 藤森慎吾(スコップ)、 野間口徹(レター15世)、伊藤沙莉(アントニオ)、宮根誠司(トシアキ)、大平祥生(デニス)、飯尾和樹(スーさん)、山内圭哉(アイパッチ)、國村隼(ダン)

   えんとつ町のルール
1 空を見上げてはいけない
2 夢を信じてはいけない
3 真実を知ってはいけない

煙に覆われたえんとつ町に住む少年ルビッチは、身体の弱い母ちゃん・ローラと二人暮らし。父ちゃんのブルーノが出かけたまま帰らないので、学校を辞めて煙突掃除人として働いている。この町の人は空を見上げない。ルールを破ると、異端審問官がやってきて、どこかへ連れていかれてしまうから。それでもルビッチは、ブルーノが教えてくれた青い空と、輝く星があることを信じている。けれどもみんなにうそつき呼ばわりされて、友達が一人もいなくなった。ハロウィンも独りぼっちのルビッチの前に、ゴミから生まれたゴミ人間が現れる。名前のないゴミ人間にルビッチはプペルと名付けて、二人は友達になった。

原作の絵本(2016年/幻冬舎)が好きだったので、アニメ化を楽しみにしていました。冒頭の絵柄が動き出すのに、思わず「わぁ」と言ってしまいました。絵本は分業で作られたそうですが、そのビジュアルの美しさやストーリーが評判となり、大ヒットしました。クリスマスシーズンの映画化のせいか、今も人気で売れています。
映画では、著者のお笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣(にしのあきひろ)さんが脚本、製作総指揮を務めました。絵本には描かれていなかった物語の背景が詳しく語られ、スピーディな動きもあいまって老若男女問わず楽しめる作品です。声優のみなさんが適役で、特にプペルの声をあてた窪田正孝さんの声が、生まれたばかりで心もとない無垢なプペルにぴったり。親子もの、友情ものに弱い涙もろい方はハンカチを忘れずに。(白)


entotu main1.jpg


制作したSTUDIO4℃はミュージッククリップが得意なスタジオ。冒頭に繰り広げられるハロウィンダンスは鮮やかな色彩と細やかな作画に目が奪われ、見る者を圧倒します。
そして、声をあてた俳優陣の素晴らしいこと!
主人公のルビッチを担当した芦田愛菜はプロの声優レベルです。ゴミ人間・プペル役の窪田正孝もハマり役でした。心優しいキャラクターが本当によく似合う。ルビッチの母親役の小池栄子もクライマックスで家族への思いを語るのですが、真に迫った声の演技に泣きそうになりました。伊藤沙莉が演じた元友だち・アントニオは声もさることながら、キャラクターが魅力的。彼の心の葛藤が伝わってきました。(堀)


2019年/日本/カラー/シネスコ/110分
配給:東宝=吉本興業
(C)西野亮廣/「映画えんとつ町のプペル」製作委員会
https://poupelle.com/
★2020年12月25日(金)全国公開



posted by shiraishi at 01:11| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください