2020年09月05日
カウントダウン(原題:Countdown)
監督・脚本:ジャスティン・デック
撮影:ジャスティン・デク
出演:エリザベス・ライル(クイン)、ジョーダン・キャロウェイ(マット)、
パーティで大騒ぎの最中、自分の余命がわかるアプリの話題で盛り上がった。何人もが冗談だからとダウンロードしていて、コートニーも誘われる。なんと余命3時間と表示されて、気分が悪くなり先に帰宅する。恋人のエヴァンが車で送るというが、すでに酒を飲んでいた。断って一人歩いて帰宅するが、エヴァンの車は事故を起こし、アプリが通知した時間にコートニーは自宅で死亡した。入院先でエヴァンも謎の死をとげる。看護師のクインはエヴァンの死に疑問を持ちながら、アプリをダウンロード、彼女の余命は3日だった。
スマホがなければ夜も日も明けない人が多い昨今、この映画はグサグサと刺さるでしょう。誰がどんな目的で作ったかわからないものを、面白そうとダウンロードしたばかりに不安にさいなまれ、挙句余命どおりに次々と命を落とす人たち。悪意のあるものかも、と少しは疑ったらどうなんでしょ?
余命の話で、2015年の『神様メール』を思い出しました。ベルギーのジャコ・ヴァン・ドルマル監督のオリジナルで、横暴な神様に怒った神の一人娘エアが世界中の人々に死期を知らせるメールを送信したというストーリーです。パニックに陥る人々をちゃんとケアするエアが可愛い。
こちらの『カウントダウン』はそうじゃなくてじわじわ怖いので、心してご覧ください。あなたは余命を知りたいですか?小心者の私は、いつその日が来るかわからないままがいいです。毎日大切に生きましょう。(白)
アプリをダウンロードしたらすぐに死ぬわけではありません。余命がわかるだけです。
ただ、メインの登場人物たちの余命があと数日だったということで、話は急展開していきます。
彼らが“運命は自分で切り開く”とばかりに抵抗すると、アプリは「利用規約違反」と表示。本来、死ぬはずだった原因以外で死んでしまう人も。主人公の看護師は職業的知識を駆使して、自分の運命に抗うのですが、かなりドキリとするので覚悟あれ!
しかし、余命が長く表示されるとみんな安心しているのですが、それって若いからだよなぁ。私なんて、今、もし、余命が100歳なんて表示されたら、それはそれで恐怖かも!家族に迷惑を掛けない程度の標準的な寿命であってほしい。(堀)
2018年/アメリカ/カラー/90分
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
(C)2020 STX FINANCING, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
https://countdown-movie.jp/
★2020年9月11日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
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