監督:五百旗頭幸男(いおきべゆきお)、砂沢智史(すなざわさとし)
撮影・編集:西田豊和
プロデューサー:服部寿人
語り:山根基世
声の出演:佐久田脩
テーマ音楽:「はりぼてのテーマ~愛すべき人間の性~」作曲・田渕夏海
音楽:田渕夏海
音楽プロデューサー:矢崎裕行
2016年から富山県のチューリップテレビが取材したドキュメンタリー。市議会議員報酬10万円アップの要求をきっかけに、これは妥当なのか政務活動費が正しく使われているのか疑問が膨らむ。砂沢智史監督(当時富山市政担当記者)は、疑問の裏付けをとるべく何千枚もの資料を請求、デスクとともに連日確認に励む。五百旗頭幸男監督(当時キャスター)も、議員本人、富山市当局を追及。市議会のドンと呼ばれた大物議員の不正発覚を皮切りに、取材班の粘り強い調査は最終的に14人の議員辞職ドミノを起こすことになった。
これだけの調査をし、ニュースとして取り上げるにはさぞ勇気と覚悟が必要だっただろうと思いました。存分にやれ、と言ってくれた上司、同僚、家族の応援もあったでしょう。何より記者として伝えなければ、という思いが強かったのではないかと想像します。規模の違いこそあれ、同じようなことが国の政治中枢でも、身近なところにもきっと起こっています。それに気づいて疑問を糾弾したり、是正しようと動く人がどれだけいることか。そういう人が出てきたら、応援して支えましょう。
議員は住民の期待を背負って、代表となる人です。高額の収入や年金や、ましてや権力を手に入れるために出発したのではなかったはず。歪んでしまったなら、メディアはそれを知らせるのが仕事じゃありませんか? 新聞記者やテレビのキャスター、コメンテーターが政府を批判したからと、降ろされたり締め出されたりするのはおかしいです。おかしいぞ、と言える国でなくちゃ。(白)
☆五百旗頭幸男監督、砂沢智史 監督のインタビューはこちらです。
2020 /日本/日本語/カラー/ビスタ(1:1.85)/ステレオ/100 分
配給:彩プロ
(c)チューリップテレビ
公式サイトhttps://haribote.ayapro.ne.jp
Twitter https://twitter.com/haribotemovie
★2020年8月16日(日)渋谷 ユーロスペースほか全国順次公開
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