2020年07月26日

大海原のソングライン

劇場公開日 2020年8月1日
その他の劇場情報

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(C)Small Island Big Song

監督:ティム・コール
音楽:マウパワー アロ・カリティン・パチラル アレナ・ムラン ホロモナホロ
製作:バオバオ・チェン

かつて同じ言葉や音楽で繋がっていた島々の歌をもう一度集結させる音楽プロジェクト「Small Island Big Song」。

東は太平洋のイースター島から、西はインド洋のマダガスカルに至るまで、16の島国に残る伝統的な音楽とパフォーマンスを記録した音楽ドキュメンタリー。文字が普及する前の時代、数千年に渡って大海原を航海し、地球の半分を覆う島々にたどり着いた人々がいた。彼らはその先々で音楽を残しながら交流していった。その時代、人々をつないだのは文字ではなく音楽だった。オーストラリアの先住民に受け継がれる“ソングライン”という思想、信仰に基づいて、さまざまな歌が重なり合う独特の表現方法で、100名を越える各島々の音楽家たちと共同で、かつて同じ言葉や音楽で繋がっていた島々の歌を もう一度集結させる壮大な音楽プロジェクト!
「Small Island Big Song」と名付けられた試みは、単なる伝統音楽の記録に留まらず、それぞれの島で生きる人々が伝承の音楽を伝統の楽器で演奏し、やがて一つの壮大なアンサンブルを奏でる。最後は、今、コロナ禍の中で広がっているリモートでつながる方式と同じように、一斉にそれらの人々が歌い上げる合唱になっているのが見もの。
音楽プロデューサーでもる監督のティム・コールとプロデューサーのバオバオ・チェンは3年間に渡りその航路をたどり、台湾から出発してオーストラリア、ニュージーランド、マレーシア、マダカスカル、そしてイースター島に至るまで実に 16の島国に残る伝統的な音楽やパフォーマンスを記録し、さらに最後に壮大な音楽を作り上げた。

まさしく何千キロに渡る「大海原のソングライン」。壮大なプロジェクトの調査と記録。そしてさらには、それらの島の人たちが最後一斉に歌い上げる歌のすばらしさは感動もの。今回、コロナ禍でよく見かけるようになった一緒のところにいなくてもリモートで一緒にコラボする状態を先取りしたような音楽の作り。この状態を予言したような映像だった。古い時代の言い伝えと新たな時代のコラボ。先見の明がある作品ともいえる。それにしても、こんなにも長い旅をして先祖は世界に広がっていったんだなと思える交流と広がりをあらわした作品で、今の非難しあう世界でなく、寛容の世界を思い出してほしい作品ではある(暁)。



公式HP2019年製作/79分/オーストラリア・台湾合作
原題:Small Island Big Song
配給:ムーリンプロダクション
posted by akemi at 21:22| Comment(0) | オーストラリア・台湾合作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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