2020年07月22日

いけいけ!バカオンナ 我が道を行け

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監督:永田琴
原作:鈴木由美子
脚本:北川亜矢子
主題歌:AISHA
出演:文音(杉山結子ユウコ)、石田ニコル(澤野セツコ)、真魚(中川絵美)、小野塚勇人(内田幸司)、田中要次(永田徹)

アラサー女子・杉山結子(ゆうこ)。外ではイケイケ女を気取っているが家に帰ればジャージ姿で超地味な生活。ある日合コンに参加して、遅れてやってきた澤野セツコに男性の注目が集まるのを目の当たりにした。美人でグラマー、男あしらいも身についているセツコに俄然闘争心がわく。親友の絵美と彼氏獲得に励むが、ロストヴァージンの機会もやってこない。
ひょんなことから、セツコと互いの素顔を見てしまい、それまでの確執もゼロに。もう一人親友ができて「女の友情」を楽しむ日々だったが…。セツコが急に「結婚する」と言い出し、逆上してしまう結子だった。

文音さんはデビュー作『三本木農業高校、馬術部』(2008)から観ていますが、お母さんの志穂美悦子さん似の見た目どおり、きりっとまっすぐな役が多かった気がします。この作品では思いっきり弾けていて、コメディもいけるとわかりました。アラサー女子の3人はそれぞれ個性的で、あるあるなエピソードがたくさん。原作も監督も女性なのが大きいでしょうか。
「女の友情」ははかないとか、男が混じると壊れるとか言われますが、私は高校時代の友人や同期入社の友人と、結婚も出産も重なる転居も乗り越えてずっと仲良く続いています。さてこの3人は?
原作の鈴木由美子さんは「白鳥麗子でございます!」「カンナさん大成功です!」などで知られた漫画家さん。どちらも映画化されています。この作品は自伝が色濃く入っているそうですが、時代をバブル期から現代に置き換えて2000年代の10年ほどを描いています。同世代の方はファッションを見るとすぐわかるかも。憂さばらしに一番いいのは、仲のいい友達と美味しいものを食べながらのおしゃべりですよね。ままならない今、この作品で満喫してください。(白)


2020年/日本/カラー/シネスコ/100分
配給:アークエンタテインメント
(C)鈴木由美子・講談社/ネスト
(C)2020映画「いけいけ!バカオンナ」製作委員会
https://gogo-bakawoman.jp/
★2020年7月31日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開
posted by shiraishi at 20:56| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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