2020年06月27日

東京の恋人

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監督:下社敦郎
脚本:下社敦郎、赤松直明
音楽:東京60WATTS  主題歌「外は寒いから」
出演:森岡龍(大貫立夫)、川上奈々美(満里奈)、吉岡睦雄(義兄)、階戸瑠李(妻)、木村知貴(駒沢先輩)、西山真来

学生時代の立夫は映画監督志望で脚本がコンクールで入賞したこともあった。しかし夢を諦めて東京を出て群馬でサラリーマンになった。すでに結婚してもうすぐ子どもが生まれる。早朝にかかってきた電話はかつての恋人の満里奈からだった。写真を撮ってほしいという。立夫は数年ぶりに上京して先輩の家に泊まり、翌日は満里奈と神奈川県沖へ向かう。

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立夫が上京して最初に会ったのは、一度は脚光を浴びながら挫折した駒沢。自虐しつつ昼から酒を飲み、女房に養われています。酔った姿が痛々しいですが、もしかしたら駒沢はもう一人の立夫だったかもしれません。
川上奈々美さん演じる満里奈の学生時代、主婦になった現在も、とっても可愛くてこれは立夫ならずともコロッといきますね。不倫か…とつぶやく立夫の森岡龍さんも清潔感があって、アダルトシーンもいやらしくないんです。昔の恋人ならあっさり浮気しちゃうんだなぁと呆れますが、これは青春の尻尾との決別なんでしょうね。
この大人のラブストーリーを女性が描いたなら、昔の恋人を呼び出すことはないと思うのは私だけではないはず。あ、そうなると話が進みません(汗)。作中やエンドロールで流れる東京60WATTS の主題歌がいつまでもグルグル回りました。
「MOOSIC LAB2019」で川上奈々美さんが主演女優賞を受賞。(白)


(白)さんは「この大人のラブストーリーを女性が描いたなら、昔の恋人を呼び出すことはないと思う」と述べていますが、人によって感じ方が違いますね。私はこれこそ女性が書いた青春との決別ラブストーリーだと感じました。子どもが生まれてしまったら、もう自由に動くことはできません。その前に、あの頃愛したあの人ともう一度会って、青春の思い出にしっかりけじめをつけておきたい。そんな思いがひしひしと伝わってきました。
それに対して、妻に出張だと嘘をつき、こっそり結婚指輪を外し、やる気満々の立夫。男ってそんなものなのでしょうか。傍から見ると、こんな男に…と思うけれど、演じる森岡龍はカッコいいですし、満里奈にとっては青春の煌めきの象徴なのでしょうね。(堀)


2019年/日本/カラー/シネスコ/81分
配給:SPOTTED PRODUCTIONS
https://tokyo-modernlovers.com/
★2020年6月27日(土)ユーロスペース他ロードショー
posted by shiraishi at 13:13| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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