新宿武蔵野間ほかで公開中
劇場&公開情報
監督・脚本・製作:周 星馳(チャウ・シンチー )『喜劇王』『少林サッカー』『人魚姫』
共同監督:邱 禮潯(ハーマン・ヤウ)『イップ・マン 最終章』『イップ・マン 誕生』
音楽:日向大介 『喜劇王』「ロングバケーション」
キャスト
鄂靖文(エ・ジンウェン)俳優志望役
王宝強(ワン・バオチャン)元スター俳優役
張全蛋(チャン・チュエンダン)恋人役
公式HP
2019年/香港・中国/90分/広東語・英語
字幕翻訳:小木曽 三希子
配給:ツイン
笑いと涙の帝王チャウ・シンチーが、すべての夢追い人に贈る
チャウ・シンチーが監督&主演を務め、セシリア・チャンとカレン・モクが競演し、1999年香港興収No.1ヒットを記録した超絶コメディ『喜劇王』が20年の時を経てパワーアップして復活!
主人公を男性から女性に交代し、オリジナル版へのオマージュを捧げ、困難な現実に直面する若者たちに向けて「努力すればきっと夢は叶う」というストレートなメッセージを送る。
主演はシンチーに見出された新星エ・ジンウェン。体当たり演技でコメディエンヌ魂を発揮。変顔やがんこなこだわりを連発するシンチー印演技を発揮。『アイスマン』や『僕はチャイナタウンの名探偵』シリーズの中国の人気俳優ワン・バオチャンが起死回生を狙う元スターに扮し、「白雪姫コスチューム姿」で登場。共に下積み時代にエキストラ経験を持つ二人が、息の合ったハジけぶりで爆笑を誘う。これぞ“チャウ・シンチー・ワールド” そして、『イップ・マン 最終章』『イップ・マン 誕生』のハーマン・ヤウが共同監督を勤めた。
映画女優になる夢を抱くモン(エ・ジンウェン)だが、10年近く万年エキストラのまま。来る仕事は顔も映らない端役や死体の役ばかり。なのに映画理論や役作りの話をするのであきれられる。ある日、プチ整形顔のセットがスタッフの目に止まり、かつてのスター俳優マー(ワン・バオチャン)主演の超大作『白雪姫 血のチャイナタウン』に抜擢された。だがマーは過去の栄光にすがるトラブルメーカーで、演技も性格も最低、最悪だった。落ちぶれ俳優マーと、万年エキストラから脱しようと奮闘するモン。やがて二人のこの出会いが人生を変えていく。
チャウ・シンチー映画に出てくる人は、わざと変顔だったり、汚れた顔やよれよれの服を着ていたり、いびられていたり、なんか救いのない人たちのオンパレードだったりで笑えない部分もあるし、荒唐無稽な物語だったりで、何これ!という部分もあるんだけど、でも、いつもへこたれない人々を描いていると思う。どんな目にあっても、生きていくというたくましさを描いているのだろう。だから中華圏のヒットメーカーとしての地位を築いてきたのかな。
それにしても、この主演の二人のいじられ方はすごい(笑)。こんなにひどい役にもへこたれずに演じているのにも関心する。でも、あの男っぽいワン・バオチャンが白雪姫のコスチュームで出てきた時には大爆笑してしまった。
彼は本当は少林寺で修行していたこともあるアクション俳優とのことだけど、そういう役を観たことがないので観てみたいもの。ちなみに私は彼の『僕はチャイナタウンの名探偵』シリーズが好きだけど、最新作『僕はチャイナタウンの名探偵3』は、妻夫木聡、三浦友和、長澤まさみも競演し日本で撮影しているとのことなので、きっと日本公開もあるだろうと期待している(暁)。
2020年06月21日
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