松田優作メモリアルライブ+優作について私が知っているニ、三の事柄
企画:黒澤満
構成・演出:崔洋一
出演:水谷豊、内田裕也、宇崎竜童、石田えり、原田美枝子、シーナ&鮎川誠、EK、白竜、李世福、桃井かおり、原田芳雄、原田喧太、エディ藩、竹田和夫、新井英一、KEITH、仲野茂、世良公則、BORO、黒田征太郎ほか多数
1990年12月3日、松田優作が40才の若さで亡くなって1年と少しが過ぎた日、池袋サンシャイン劇場に来場した約800人の観客のみが目撃した、幻のステージ。それは40歳という若さでこの世を去った松田優作を偲んで、彼の死の一年後に友人たちが開催した、一夜限りのライブ「CLUB DEJA-VU ONE NIGHT SHOW」。
2018年11月に製作会社セントラルアーツのプロデューサー黒澤満氏が亡くなりました。所属の松田優作を起用して世に出した数々の作品は色褪せることなく、今も人気です。黒澤氏の遺品の中から、長らく所在不明で幻・伝説と化していたライブテープが見つかりました。その素材をもとに映像・音声をブラッシュアップして崔洋一監督の綿密な編集の末、蘇ったものです。
disk1 松田優作を不在のCLUB DEJA-VUのオーナーに。ボーイ長を水谷豊。
入れ代わり立ち代わりやってくる常連たちが不在の松田の持ち歌を歌い、エピソードを披露し、笑ったり叫んだり踊ったり涙ぐんだりしています。次々と登場する懐かしくまた濃い面々…最初の内田裕也がフツーに見えてしまいます。松田優作が兄貴と慕った原田芳雄がこのライブ開催の中心となったのだそうで、数曲歌っています。
disk2 松田優作のスチール写真、本人の歌唱も収録。崔洋一監督が水谷豊、桃井かおりをはじめ、このショウを陰で支えた人たちに新たにインタビュー、言葉の端々に亡き友人への愛が溢れているドキュメンタリーです。
原田芳雄さんの歌を初めてちゃんと聞いて、上手い!素敵!と驚きました。2011年に主演した『大鹿村騒動記』公開の舞台挨拶の痛々しい姿(3日後に亡くなられました)が記憶にありますが、この歌っている原田さんが観られてよかった!
松田龍平さん翔太さんがいい俳優さんになって、お父さんの年齢にもだんだん近づいてきました。いつまでもそう言われるのは重いかもしれませんが、それだけ愛された人だったんです。ファンは必見。「できれば劇場公開したい」と崔洋一監督。大きなスクリーンでみんなで観られたらより盛り上がるでしょう。DVDの売り上げに貢献してくださいませ。(白)
DSTD20319 6,900円+税/COLOR168分/片面2層1枚片面1層
主音声:ステレオ16:9LB
(C) 株式会社 セントラル・アーツ
★2020年2月5日より発売
https://www.toei-video.co.jp/special/matsudayusaku-dejavu/
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