2020年01月12日

おっさんずルネッサンス

2020年1月11日(土)より 名古屋 名演小劇場 ロードショー!

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おっさんずルネッサンス製作実行委員会

企画・製作・監督:髙野史枝
撮影:城間典子 
撮影協力:佐治秀保 
編集:四宮鉄男 
写真:河合隆當
タイトル文字:墨拙
主題歌:「おっさんずルネッサンス」ちんちくりん
2020年/日本映画/90分/HD/16:9/カラー
『おっさんずルネッサンス』公式HP

定年後の大府のおっさんは生き生き生きている!

名古屋市の南にある、愛知県大府市(人口9万2000人)。ここにある「石ヶ瀬会館(ミューいしがせ)」では、20年以上前から「メンズカレッジ」という男性対象の講座が開かれている。30人の講座生は、1年間一緒に料理を作り、講座や講演会に参加し、遠足に行き、活動を通じて友だちになる。卒業生は「男楽会(だんらくかい)」という自主活動グループを作り、料理技術をさらに磨いたり、様々なボランティア活動の中心になって活動を続けている。男楽会の会員は、それぞれの家庭でも習った家事の腕を生かし、料理、洗い物やアイロンかけなどに積極的に取り組むので、家族からは感謝され、孫にも教えていたりする。そして、大府市の歴史などの「ふるさとガイド」などボランティアガイドにも取り組む。街のベンチ修理に取り組む大府青春ベンチャーズなんていうのもある。子供たちへの読み聞かせ、紙芝居に挑戦する朗読の会に参加している人もいて、活動は広がっている。
メンズカレッジと男楽会の会員およそ60人が、協力して積極的に取り組むメインイベントがコロッケ作り。コロッケは石ヶ瀬コミュニティの夏まつりの模擬店で販売されるが、美味しくてすぐに売り切れる人気商品。今年も2600個のコロッケは完売。このコロッケは、なんと自分たちでジャガイモや玉ねぎを植えるところから始まる。
4月に始まったメンズカレッジでの学びも、9月には半分を終え、今年参加した受講生は、それぞれ自分たちの半年間の変化を語る。男楽会に20年近く参加している方も登場し、いろいろな人たちとの出会いが、心豊かな生活を支えていると語る。

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おっさんずルネッサンス製作実行委員会


『おっさんずルネッサンス』 髙野史枝監督インタビュー
『厨房男子』高野史枝監督インタビュー

高野さんは、シネマジャーナルに25年以上前から、原稿を寄稿している。名古屋でラジオ番組を持っていたり、グルメライターをしたりしているが、なんといっても彼女の一番の活動は、映画ライター、映画講座を持っていること。そんな彼女が最初に作った作品が『厨房男子』(2015)。これはグルメライターをしてきた彼女らしい初監督作。夫や息子、友人、友人の夫、仕事で知り合った男の人たちが料理楽しんで作り、食べるといった内容。この中に、今回の『おっさんずルネッサンス』に参加した「メンズカレッジ」と「男楽会」のメンバーもこの『厨房男子』に出てきて、その中からクローズアップされたのが今回の『おっさんずルネッサンス』。
実は私は『厨房男子』の時にスチールとして一部参加したのですが、この大府のコロッケ作りの写真を撮りに行きました。なので、登場してくるメンバーの三分の二くらいはその時に参加していた方たちでした。最初にこのコロッケ作りの現場に行った時の光景が、今でも忘れられません。部屋いっぱいの「おっさん」がたまねぎの皮をむいたり細かく切ったり、ジャガイモを蒸したりしていて壮観でした。皆さん、世間話をしながら手際よくコロッケを作っていました。そして生き生きしていました。そして何よりもおいしいコロッケができあがって、私は3,4個も食べてしまいました。こんな素敵な「おっさん」たちをぜひ観てみてください(暁)。


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2015年のコロッケ作りで(撮影 宮崎暁美)
 
製作:「おっさんずルネッサンス製作実行委員会」
製作協力:NPО法人ミューぷらん・おおぶ 石ヶ瀬会館(ミューいしがせ)
日本福祉大学 JAあぐりタウンげんきの郷 国立長寿医療研究センター
出演:「メンズカレッジ」「男楽会」「男性の生活自立のための講座」「楽農クラブ」ほか、大府市民のみなさん 、岡村秀人 (大府市長)、遠藤英俊 (国立長寿医療研究センター・老年内科部長) 束村博子 (名古屋大学教授)


posted by akemi at 20:47| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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