2019年10月20日
T-34 レジェンド・オブ・ウォー(原題:T-34)
監督・脚本:アレクセイ・シドロフ
撮影:ミハイル・ミラシン
出演:アレクサンドル・ペトロフ(ニコライ・イヴシュキン)、イリーナ・スタルシェンバウム (アーニャ)、ヴィツェンツ・キーファー(イェーガー大佐)、ヴィクトル・ドブロンラヴォフ (ステパン・ヴァシリョノク)、アントン・ボグダノフ(ヴォルチョク)、ユーリー・ボリソフ(イオノフ)
第2次世界大戦下。ソ連の新米士官ニコライ・イヴシュキンは前線で初の戦闘に敗れ、ナチス・ドイツ軍の捕虜となった。収容所ではナチスの戦車戦の演習のため、戦車の整備と演習の相手として駆り出される。ナチス・ドイツ軍はソ連の最強戦車T-34を手に入れており、その中には友軍兵士の遺体が残されたままだった。
イヴシュキンには同じ捕虜の仲間と共に演習の準備期間が与えられる。演習でこちらには弾の装備はなく、攻撃からひたすら逃げ回るしかない。しかしこれが脱出する唯一のチャンスと考えた4人の男たちは無謀な計画を立てる。
いや、怖かった!体感する映画でした。本物の戦車内に取り付けられた小型カメラで撮影、俳優自らが操縦している隣に自分がいるような感覚になります。戦車の重量感、閉鎖的な空間、被弾の衝撃などこんなに体感できる映画をこれまで経験したことがありません。
ロシア映画史上最高のオープニング成績を記録、興行収入40億円、観客動員数800万人、ロシアN0.1のメガヒット作品となったというのに納得します。観た後、必ずほかの人に「凄かった!」と言いたくなり、口コミでも大きく広がったに違いありません。VFXはインド映画『バーフバリ 王の凱旋』を手がけた“Film Direction FX"をはじめロシア最先端の映像技術を結集しています。エンドロールが短くて驚きましたが、VFXが外注でなく自国制作だったから、と詳しい先輩ライターさん。なるほど。(白)
2018年/ロシア/カラー/113分
配給:ツイン
(c)Mars Media Entertainment, Amedia, Russia One, Trite Studio 2018
http://t-34.jp/
★2019年10月25日(金)より新宿バルト9ほか全国ロードショー
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