2019年09月15日

ザ・ヒストリー・オブ・シカゴ ナウ・モア・ザン・エヴァー (原題:Now More Than Ever: The History of Chicago)

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監督:ピーター・パルディーニ
撮影:ジョン・オノレ
出演:ロバート・ラム、ジミー・パンコウ、リー・ロックネイン、ダニー・セラフィン、ウォルト・パラセイダー、テリー・キャス、ピーター・セテラ、デヴィッド・フォスター 、アーヴィング・エイゾフ、クライヴ・デイヴィス

1967年シカゴで結成されたバンド”ビッグ・シング”は”シカゴ”と名前を変え、1969年2枚組アルバム「シカゴの軌跡」でコロンビアからレコードデビューした。2016年にロックの殿堂入りを果たすまで、50年にわたるブラス・ロックバンドの歴史を辿ったドキュメンタリー。発足時の若々しい画像から、ライブシーン、懐かしい曲…すっかり年輪を重ねたメンバーがあのころそのときを語る。

当時のバンドには「あるある」な、酒やドラッグやらにまみれた若き日々。売れたと思えば喧嘩したり、浮き沈みを繰り返しながらも50年続けてきた!!というのにぐっときます。途中でリードギターのテリー・キャスが銃の暴発事故で亡くなってしまい、お酒飲んでなければと思ってもせんないことですが、才能がもったいないです。低迷した後復活を果たしながら、今度はボーカルのピーター・セテラが脱退。
多人数のバンドのメンバーが入れ替わるのは今もよくあることですが、今活躍中の20代30代の人たちがあと30年後40年後にどうしているやら。そう考えると、今70代の創始メンバーたちが現役でいるというのは、本当にすごいことです。私でも耳に残っているヒット曲の数々を聞きながら、同じころ自分は何していたっけと思わず遠い目になりました。(白)


大学生になって仲良くなった寮の友人がよくシカゴの「素直になれなくて」を聞いていた。それまでさだまさしや伊勢正三などを好んで聞いていた私には洋楽はまったく馴染みがなかったが、この曲をきっかけに「洋楽っていいかも」と思うようになった覚えがある。
そんな「シカゴ=素直になれなくて」の私にとって、本作の内容はかなり衝撃だった。よりによってピーター・セテラ以外のメンバーは「これ(=「素直になれなくて」)はシカゴじゃない」と不満を持っていたとは!(堀)


2016年/アメリカ/カラー/ヴィスタ/114分
配給:エレファントハウス、カルチャヴィル
Package Design & Supplementary Material Compilation TM & (C) 2016 Fisher Klingenstein Ventures,
LLC. All Rights Reserved.
http://wowowent.jp/chicago/#home
★2019年9月21日(土)より新宿シネマカリテほか全国順次公開
posted by shiraishi at 18:48| Comment(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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