2019年07月27日
ブレス あの波の向こうへ(原題:Breath)
監督:サイモン・ベイカー
脚本:ジェラルド・リー、サイモン・ベイカー、ティム・ウィントン
原作:ティム・ウィントン
出演:サイモン・ベイカー(サンドー)、エリザベス・デビッキ(イーヴァ)、サムソン・コールター(パイクレット)、ベン・スペンス(ルーニー)、リチャード・ロクスバーグ(パイク氏)、レイチェル・ブレイク(パイク夫人)
70年代のオーストラリアの海辺の町。内気な少年のパイクレットと好奇心でいっぱいのルーニーは正反対の性格ながら、毎日一緒に楽しく過ごしていた。ある日サーファーのサンド―と知り合い、二人はサーフィンを教わることになった。サンド―の家に通うようになって、彼が有名なサーファーだったことを知る。これまでと違って二人には「あの波に乗りたい」というはっきりした目標ができた。自分のボードを手に入れるために働き、技術を覚え、と、二人の毎日は充実していく。
俳優のサイモン・ベイカーが、オーストラリアで権威ある文学賞を得たティム・ウィントンの原作をもとに初監督・脚本・出演もした青春映画。主演の少年たちが初々しいですが、それもそのはず。サーフィンを一から覚えるより、演技をするほうが楽、とサーファーの少年たちからパイクレットとルーニー役を選んだのだそうです。
人生を変えてしまうような大人との出会い、つるんで遊んでいれば楽しかった友人に感じ始めるライバル心。サーフィンだけでなく、日々変化し成長していく自分。青春に不可欠な要素が詰まっていて『スタンド・バイ・ミー』を思い出します。
エリザベス・デビッキがサンド―の妻イーヴァ役。こういう美しくて謎めいた大人の女性に会えるのは少年の夢かもね、と思ってしまいました。(白)
2017年/オーストラリア/カラー/ビスタ/115分
配給:アンプラグド
(C)2017 Screen Australia, Screenwest and Breath Productions Pty Ltd
http://breath-movie.com/
★2019年7月27日(土)新宿シネマカリテほか全国順次公開
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