2019年07月14日

アポロ11 完全版   原題:APOLLO11 

apollo  11.jpg

監督・編集・プロデューサー:トッド・ダグラス・ミラー 
出演:ニール・アームストロング、バズ、・オルドリン、ジャネット・アームストロング、マイケル・コリンズ、ジャック・ベニー 他

月面着陸50周年記念ドキュメンタリー

1969年7月16日、アポロ11号はニール・アームストロング船長、マイケル・コリンズ、バズ・オルドリンの3人の宇宙飛行士を乗せ、大勢が見守る中、月に向かって飛び立つ。7月20日、人類史上初の月面着陸を成し遂げる。月面を歩き、星条旗を立てるアームストロング船長。その後、7月24日に地球へ無事生還。

人類が初めて月面に到達して50年。本作は、アメリカ公文書記録管理局(NARA)とNASAにより新たに発掘された、70mmフィルムのアーカイブ映像や11,000時間以上もの音声データを基に制作された。これまでに作られたドキュメンタリーでも使用された素材もあるが、それは70mmの素材を35mmにカットしたものだった。圧倒的な映像が迫ってくる本作。ぜひ劇場で観てほしい。

打ち上げから帰還までの9日間に密着。
打ち上げ前の緊張高まるケネディ宇宙センター。3人の宇宙飛行士が宇宙服に着替える姿と共に、彼ら3人の赤ちゃんの頃から結婚式や家族との写真が映し出される。いよいよ乗り組み、秒読み開始。沿岸には、発射するアポロ11号を見届けようと鈴なりの人、人、人。推定百万人。まさに私たちも、その一人となれる。

米ソが冷戦下にあった1961年、ジョン・F・ケネディ大統領が、10年以内に人類を月に到達させると力強く演説する姿が映し出された。そのケネディ大統領は、1963年11月にダラスで銃弾に倒れ、ソ連に先駆け人類が月面着陸した快挙を知ることがなかったことに思わず涙。でも、このケネディ大統領暗殺が月面着陸をなんとしても成し遂げなければという引き金になったということを知り、これまた歴史の皮肉と唸った。

冷戦という状況の中で進められた宇宙開発競争。月に降り立ったこと自体、驚くべきことだけど、遠く離れた月に到達した映像が届くのも、声が届くのも、思えば不思議。人間の叡智は凄い。
50年前、宇宙飛行士が月面を歩く姿を観た時には、まだ10代だった私。その凄さに実は気がついてなかったような気がする。この50年、科学技術はますます進んでいる。でも、何か忘れてないかと、ふと思う。(咲)

2019年/アメリカ/英語/93分/G  
配給:東北新社 STAR CHANNEL MOVIES
COPYRIGHT © 2019 MOON COLLECTORS LLC
公式サイト:http://apollo11-movie.jp
★2019年月19日(金)より、109シネマズ 二子玉川ほか全国ロードショー





posted by sakiko at 15:30| Comment(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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