2019年06月23日

シード ~生命の糧~ 原題 Seed: The Untold Story

2019年6月29日(土) シアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショー

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監督:タガート・シーゲル、ジョン・ベッツ
プロデュース:タガート・シーゲル、ジョン・ベッツ
製作総指揮:マリサ・トメイ、マーク・タートルトーブ、フィル・フェアクロフ
音楽:ガース・スティーブンソン, ベンジー・ワースハイマー、ガイア
編集:ガート・シーゲル、ジョン・ベッツ
出演:ヴァンダナ・シヴァ、ジェーン・グドール、ウィノナ・ラデューク、ラージ・パテル、ウィル・ボンソール、イグナシオ・チャペラ、ビル・マクドーマン、マリア・チャム 他

20世紀中に種子の94%が消滅 種子の多様性が失われている
種は未来に実りをもたらすタイムカプセル

人類の命の元というべき種は、1万2000年以上もの間、世界中の人々によって大切に受け継がれてきた。しかし20世紀中に種子の94%がすでに消滅しているという。気候変動や、世界の種子市場を多国籍企業が独占するようになったことが大きな要因という。
市場には遺伝子組換え作物(GMO)が登場し、多くの国々で農家が種子を保存し、翌年蒔くことが禁止されるようになった結果、古くからの農業の伝統が途絶え、種子の多様性が失われてきた。
そんな中、世界中で立ち上がった「種の守り人たち」がいる。在来種が失われ続けている今、人類の未来の糧を守るため世界中の種の守り人(シードキーパー)たちが挑戦を続けている。そんな人々を訪ねたドキュメンタリー。
「種子は私たちの子孫」とトウモロコシの種を守り続けるアメリカの先住民。人類の終末に備え最大300万種の種を貯蔵できるシードバンク、スヴァールバル世界種子貯蔵庫に種子を保存する人々。ヴァンダナ・シヴァ、ジェーン・グドールなど著名な活動家と種子の多様性を守る方法を探る。

種は生命の源。こんなにもたくさんの種が消滅してしまっているということにびっくり。
農業や家庭菜園をやっている人たちと話したとき、今は企業が管理している種を使わないといけない構造になっているというようなことを言っていた人がいて、「どうして?」と思っていたのですが、個人で作っている作物でもそうなんだろうか?とも思ったけど、1代限りの交配種(F1)より、種から次世代の種が続いていく固定種のほうがいいはずなのに、生産性を優先させたF1というのが多いらしい。
我が家で家庭菜園をやっていたときは、種を取って次の年用に植えていたから、意識せずに固定種だったのかもと、今となってはそう思う。種子を守るために、こんなにもたくさんの種子が保存されているとは思ってもみなかった(暁)。


公式HP http://unitedpeople.jp/seed/
配給:ユナイテッドピープル
制作:Collective Eye Films
2016年/アメリカ/94分
posted by akemi at 21:50| Comment(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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