2019年05月08日

雪子さんの足音

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出演:吉行和子 菜 葉 菜 寛 一 郎 大方斐紗子 野村万蔵 宝井誠明 
   佐藤浩市(友情出演)、他
原 作:木村紅美『雪子さんの足音』(講談社刊)  
監督:浜野佐知  
脚本:山崎邦紀 
音楽:吉岡しげ美

異界でふたたび出会う、もうひとつのラブストーリー
大家さんの過剰な親切とお節介が、下宿人の人生を支配する?

学生時代を過ごした地方都市に出張していた公務員の薫(寛 一 郎)は20年前に下宿していた月光荘の大家、雪子さん(吉行和子)が熱中症で孤独死したことを新聞記事で知る。大家の雪子さんは当時、大学生だった薫に、なぜかご馳走攻めやら お小遣いをあげたり… おなじく月光荘の下宿人で、テレフォンオペレーターをしていた小野田さん(菜 葉 菜)からは屈折した好意を寄せられる… 二人の女性の欲望とエネルギーに触れた薫は怖くなり、大学3年の夏、ついに月光荘から逃げ出してしまう。
あれから20年が経った今、薫は再び月光荘を訪れようとしているー 月光荘での暮らしのあと、どういうわけか女性と付き合うのが苦手になり、いまも独身ー 月光荘の呪縛から逃れられない薫に、孤独死した雪子さんの足音が聞こえてくる…。

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(c)2019 株式会社旦々舎 

寛一郎演じる主人公が大学時代に住んでいた下宿の大家さんの訃報を知り、学生時代を思い出す。
上品なご婦人という言葉がぴったりの吉行和子演じる大家さんは下宿人のことが気になり、ついついお節介を焼いてしまう。面倒だと思いつつ、悪気がないのがわかるので食事をご馳走になり、お小遣いをもらい。。。どんどん生活に介入してくる大家さんに主人公は不安を感じるようになる。
作品では大家と下宿人の話だが、恋人同士、親子、友人などさまざまな関係で一方が深入りすることで関係性のバランスがいい崩れることは起こりうる。お節介には気を付けねば。(堀)


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(c)2019 株式会社旦々舎 

第158回芥川賞候補となった木村紅美『雪子さんの足音』を映画化したのは400本を超すピンク映画を制作している浜野佐知監督。この『雪子さんの足音』は自主制作の5本め、その5本すべてに出演している女優が吉行和子さんで、今回はなんともチャーミングなんだけどチャーミング過ぎて不気味にも…。2001年『百合祭』での演技にも仰天しましたが… ◆シネジャでの紹介はこちら http://www.cinemajournal.net/review/2001/index.html#yurisai
そして菜 葉 菜さん、寛 一 郎さんペアといえば、つい最近 私の地元・埼玉県。の川口市が舞台の映画『君がまた走りだすとき』http://cinejour2019ikoufilm.seesaa.net/article/463826460.html 
で拝んで以来。今回の撮影を通して、ますます姉弟のように親しくなったそうです。名優・佐藤浩市さんと寛 一 郎さんの親子共演にも注目。
劇中で、池袋モンパルナスの画家・松本竣介の絵画が度々登場。これは大学生の薫が松本竣介を卒論のテーマにしていて、原作者・木村紅美さんと同郷・岩手県の繋がりらしい。私は職業柄、何度か松本竣介の作品は観てるけど、そんなに当時は関心が無かったので、また大川美術館(松本竣介の息子さんが設計した美術館) や、岩手県立美術館へ観に行きたくなりました。
浜野作品に出てくる老女は、いつも強くて しなやかで 独りで 逞しくて…私もいつか、そんな老女のひとりに なれるだろうか (千)
(スタッフ日記に飛びます)

http://cinemajournal.seesaa.net/article/465647664.html





(c)2019 株式会社旦々舎 
2019年/日本/112分
配給 旦々舎 映倫区分 G
公式サイト  https://yukikosan-movie.com/
★2019年5月18日(土)より渋谷ユーロスペースにて公開
★6月15日(土)より横浜シネマ・ジャック&ベティにて公開ほか全国順次ロードショー



posted by chie at 00:00| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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