2019年04月20日
愛がなんだ
監督・脚本:今泉力哉
原作:角田光代「愛がなんだ」(角川文庫刊)
主題歌:Homecomings
出演:岸井ゆきの(テルコ)、成田凌(マモル)、深川麻衣(葉子)、若葉竜也(ナカハラ)、江口のりこ(すみれ)
テルコは28歳のOL。編集者のマモルに出会って一目ぼれしてしまった。以来、マモルの電話を待ち続け、呼ばれたら何があっても最優先で飛んでいく。職場での評価はガタ落ち。そんなに大好きなのに、マモルの一番はテルコではなかった。親友の葉子はテルコの一途さに呆れている。葉子にはテルコと同じように自分を思い続けるナカハラがいたが、便利に使いまわすだけだった。
東京国際映画祭のコンペ作品で、昨年のうちに観ていました。はたから見ると相当イタイし、男にしてみれば「便利だけれど重い」テルコですが、誰かを好きになるってそんなものでしょう。テルコは尽くすのが嬉しくて幸せそうですが、たとえベッドインしようが、マモルにはテルコが思うほどの意味はありません。そして、マモルはテルコと真逆のすみれに恋してしまいます。そうそう簡単に両想いには進まないものですよね。
恋する人たちはみな切ない思いを抱えて右往左往。奔放な葉子にもそれなりの理由があり・・・同世代の男女にはあるある感満載のラブストーリー。俳優さんたちが憎らしくならないところがいいです。マモルは原作ではもっとダメ男なんですが、成田凌くんのイケメン感漏れちゃうのが難かも。(白)
2018年/日本/カラー/シネスコ/123分
配給:エレファントハウス
(C)2019映画「愛がなんだ」製作委員会
http://aigananda.com/
★2019年4月19日(金)ロードショー
この記事へのコメント
成田凌さん報知映画賞で助演男優賞を受賞!
Posted by 白 at 2019年11月28日 15:59
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