2019年02月01日

メリー・ポピンズ リターンズ(原題:Mary Poppins Returns) 

★『メリポリ』本ビジュアル.jpg

監督・スクリーン・ストーリー:ロブ・マーシャル
スクリーン・ストーリー・脚本: デヴィッド・マギー
音楽製作総指揮:マイク・ハイアム
歌曲・音楽:マーク・シェイマン
歌曲:スコット・ウィットマン
衣裳デザイナー:サンディ・パウエル
編集:ワイアット・スミス
出演:メリー・ポピンズ:エミリー・ブラント(平原綾香)
ジャック: リン=マニュエル・ミランダ(岸祐二)
マイケル・バンクス:ベン・ウィショー(谷原章介)
ジェーン・バンクス:エミリー・モーティマー(堀内敬子)
エレン:ジュリー・ウォルターズ(木村有里)
ミスター・ウィルキンズ:コリン・ファース(森田順平)
トプシー:メリル・ストリープ(島田歌穂)

大恐慌を迎え暗く厳しい時代のロンドン。マイケル・バンクス(ベン・ウィショー)は妻を亡くし、3人の子どもたち、アナベル(ピクシー・デイヴィーズ)、ジョン(ナサナエル・サレー)、ジョージー(ジョエル・ドーソン)とともに、桜通り17番地に暮らしていた。画家を諦め、かつて父や祖父が働いていたフィデリティ銀行で臨時の仕事に就いていたが、金銭的な余裕はなく、追い打ちをかけるように、融資の返済期限切れで家を失う大ピンチに陥ってしまう。
そんなとき、魔法使いメリー・ポピンズ(エミリー・ブラント)が風に乗って彼らのもとに舞い降りた。20年前と同様にバンクス家の子どもたちの世話をしに来たと言う彼女は、一風変わった方法でバンクス家の子どもたちの “しつけ”を開始。バスタブの底を抜けて海底探検をし、絵画の世界に飛び込み、華麗なるミュージカル・ショーを繰り広げる。そんな彼女に子ども達は少しずつ心を開き始めるが、実は彼女の本当の魔法は、まだまだ始まったばかりだった…。


『メリーポピンズ』から54年。バンクス家の危機にメリーポピンズが帰ってきた。マイケルたちが抱える大きな問題は表面的には滞ってしまった家のローン。しかし、その根底には子どもたちの母を喪ったことがある。メリーポピンズは子どもたちとバスタブや壺の挿し絵の中、摩訶不思議な世界に入り込む。そこで、経験するワクワクハラハラは発想の柔軟性がトラブルを乗り越えるエネルギーになることを子どもたちに伝える。そして、小さな灯り(=希望)があれば、迷わないという。これらのシーンは客席にいながら追体験した気持ちになれるほどファンタジックに描かれていた。
子どもたちの変化がマイケルも変えた。家族みんなで問題に立ち向かい、あくまでも乗り越える。メリーポピンズは最後まで諦めない心の強さを与えたにすぎない。そして、前作でのマイケルのささやかな行動がさらなるハッピーをもたらす。そんなさりげないオマージュが心憎い。(堀)


2018年/アメリカ/カラー/131分
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(C) 2019 Disney Enterprises Inc.

★2019年2月1日(金)全国ロードショー
posted by ほりきみき at 00:00| Comment(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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