2019年01月27日
バーニング 劇場版 原題:Burning
監督:イ・チャンドン(『シークレット・サンシャイン』)
原作:村上春樹「蛍・納屋を焼く・その他の短編」(新潮文庫)
出演:ユ・アイン、スティーブン・ユァン、チョン・ジョンソ
小説家を志すジョンス(ユ・アイン)は、宅配のバイトの途中、デパートの前で広告モデルをしているヘミ(チョン・ジョンソ)から声をかけられる。すっかり綺麗になった幼馴染だった。ヘミから、アフリカ旅行に行く間、飼い猫に餌をやってほしいと頼まれ、家に行くが猫の姿は見えない。一方、畜産業を営む父親が傷害事件を起こし、父のかわりに牛の世話をするために実家に帰ることになる。
やがてヘミがアフリカ旅行から戻り、ケニアで知り合ったという青年ベン(スティーブン・ユァン)を紹介される。洒落た部屋に住むベンは、遊びと仕事の区別がつかないと言い、どこか謎めいている。ある日、ジョンスの実家である北朝鮮との国境に近い田舎の村を訪ねてきたベンは、「朽ちたビニールハウスを燃やすのが趣味だ」と語る。2ヶ月に一度の割りで燃やすが警察に捕まったことはないという。そして、今日は下見に来たというのだ。この日を境に、ヘミと連絡が取れなくなる・・・
:村上春樹の短編「納屋を焼く」をベースに、ウイリアム・フォークナーの短編「納屋は燃える」の要素も入れ、大胆にアレンジしたイ・チャンドン監督。格差社会、就職難で居場所の見つからない若者たちなど、現代の韓国社会が抱える様々な問題も背景にして、しっかり韓国の物語になっています。
姿を見せない猫、何度もかかってくる無言電話、水の枯れた井戸・・・ ミステリアスな伏線の先にあるものは・・・? 衝撃のラストは、ぜひ劇場で! (咲)
2018年/韓国/カラー/148分/シネスコ/5.1chデジタル
国際共同制作NHK
配給:ツイン
公式サイト:http://burning-movie.jp/
★2019 年2月 1 日(金)TOHO シネマズ シャンテほか全国ロードショー
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