2019年01月19日

牧師といのちの崖

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監督・撮影・編集:加瀬澤充(かせざわあつし)
プロデューサー:煙草谷有希子
音響:菊池信之
出演:藤藪 庸一(ふじやぶ よういち)牧師

和歌山県白浜の観光名所・三段壁で藤藪牧師は自殺志願者のレスキュー活動を続けている。昼夜問わずかかってくる”いのちの電話”にすぐ対応し、辛抱強く話に耳を傾ける。相手によっては教会に連れ帰って保護し、共同生活の場も提供、ときには厳しい言葉もかける。人生を取り戻そうともがく彼らが「何度失敗しても帰ってこれる場所になるといい」と藤藪牧師は語る。

この映画を観てまず感じたのは、藤藪さんがいてくれてよかった、ということでした。きっと藁にもすがる思いでかけた電話1本で、死なずに済んだことにほっと息をつきました。自殺しようとしたときのことを崖から身を乗り出すようにして語る男性のシーンには、ヒヤヒヤどきどきしました。高いところ苦手な人は近寄ることもできないような高い崖です。
レスキューだけで終わるのでなく、気持ちが落ち着いてからやり直すための手助けがあります。自立への道をさぐるために藤藪さんは何度も話し合います。もう一度外での生活へと踏み出した人もいれば、その後の消息がわからない人もいます。いくら信仰があるとはいえ、自分が休む暇もないほどの日々を続けてこられたのはどうしてなのでしょう?
いくつもの疑問をかかえて、加瀬澤監督にインタビューさせていただきました。こちらです。

☆昨年9月に公開になった『いのちの深呼吸』は、岐阜県・大禅寺の住職根本一徹さんの自殺志願者に向き合う活動を追ったドキュメンタリー。10月公開の『曙光』は、藤藪夫妻の活動をモデルに作られた劇映画です。どちらも自分は何ができるのか、考えるきっかけになります。(白)


2018年/日本/カラー/シネスコ/100分
配給:ドキュメンタリージャパン、加瀬澤充
(C)2018 DOCUMENTARY JAPAN INC. /ATSUSHI KASEZAWA
https://www.bokushitogake.com/
★2019年1月19日(土)よりポレポレ東中野にて公開
posted by shiraishi at 01:08| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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