2024年11月01日

ココでのはなし

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監督:こさきりょうま
脚本:敦賀 零
撮影:岩渕隆斗
主題歌:「36.5」kobore
出演:山本奈衣瑠(戸塚詩子)、吉行和子(三園泉)、結城貴史(飯友博文)、三河悠冴(湯島存)、生越千晴(ワン・シャオルー)、()、

ゲストハウス「ココ」は築100年の古民家を改造したゲストハウス。オーナーは元旅人の博文、家主の泉さんはSNSにはまっている。詩子はココで住み込みで働き、慎ましくも満ち足りた日々を送っている。ココにやってくるのは、バイト先がつぶれてしまった存(たもつ)、声優を夢見て来日した中国人のシャオルーなど、悩みを抱えている若者たちだ。詩子もわけあって故郷を飛び出してきてココに落ち着いたクチだ。泉さんは「みんな焦ってない?」「休んでいいのよ」と言う。

こさきりょうま監督の長編第1作です。東京・下谷にある[ゲストハウスtoco,]で撮影されました。そのたたずまいは古き良き日本の家そのまま。もう一人の登場人物のような役割を果たしています。
名物はできたてのおむすび。みんなで泉さんご自慢の果実酒を味見したり、ぽろりと本音をこぼしたりできるもこの空間があるから。おばあちゃんちを訪ねたようにホッとします。たまたま隣り合わせ、ならぬ泊まり合わせた人たちはこの「一期一会」のひとときが、心の小さなつっかい棒になりそうです。私もこんなところにお泊りしたい。(白)


2023年/日本/カラー/86分
配給:イーチタイム
(C)2023 BPPS Inc.
https://www.cocohana-film.com/
★2024年11月8日(金)シネスイッチ銀座、新宿シネマカリテほか全国順次公開

posted by shiraishi at 21:42| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

カーリングの神様

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監督:元木克英
脚本:谷本佳織
撮影:石黒康一
音楽:Akiyoshi Yasuda
主題歌:「Sweaty Smell」STU48 キングレコード
出演:本田望結(清水香澄)、泉智奈津(中澤優芽)、白倉碧空(牛山沙帆)、長澤樹(工藤実乃梨)、川口ゆりな(曽根原舞)、()、
高島礼子、柄本明、田中麗奈、六角精児

軽井沢にほど近い御代田町(みよたまち)には本州最古のカーリング場がある。高校生の香澄(かすみ)は、小学生時代からカーリングにうちこんできた。チーム「みよステラ」で優勝したこともあるが、チームは解散してしまった。くすぶっていたところ、地元でカーリングの国際大会が開かれることになった。香純は強豪チームとのエキシビションマッチに出たいと、かつてのチームメイト優芽(ゆめ)と沙帆(さほ)に声をかける。もう一人のチームメイトだった舞は、すでに強豪チームに所属していた。東京から転校してきた実乃梨(みのり)が加わるが、全くの初心者で戦力となるには時間がかかる。

カーリングは500年以上も前から世界で楽しまれていたそうです。御代田町の”カーリングホールみよた”は1995年に設立されました。この映画は御代田町の女子高校生たちがカーリングを通じて、成長していくさまを描いています。「カーリングの神様」とは? フレッシュな面々をベテラン勢がしっかりと支え、氷上のチェスともいわれるカーリングの駆け引きの面白さも堪能できます。
1998年の長野冬季オリンピックで、カーリングが初めて正式種目になりました。その後、2006年のトリノオリンピックでは日本代表の女子チームが健闘し、一気に認知度が上がりました。2018年平昌(ピョンチョン)オリンピックでは初の銅メダルを獲得。今や誰もが知っている人気のスポーツです。最近の活躍のようすは日本カーリング協会HPで。こちらです。(白)


2024年/日本/カラー/99分
配給:ラビットハウス
(C)2024「カーリングの神様」製作委員会
https://curlingnokamisama.com/
★2024年11月7日(金)新宿ピカデリーほか全国順次公開

posted by shiraishi at 20:14| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

お祭りの日

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監督・脚本:堀内友貴
撮影:中村元彦
出演:米良まさひろ()、斎藤友香莉()、五十嵐諒()、花純あやの()、須藤叶希、塚田愛実

夏祭りの日に、お祭りに行かない人たちの5つの物語。
自主映画のヒロインをやってもらうために、喫茶店で学校のマドンナを説得している男。夏祭りに行くためにバス停にてバスを待っているが、一向にバスが来ない人たち。勝手に打ち上げ花火を盗んであげようとする人。二日酔いで目が覚めると部屋のエアコンのリモコンがなく、昨日の記憶を思い出しながらリモコン探しの旅に出る女子二人。夏祭りなのに喫茶店でバイトしている女子。何気ない夏の1日が繋がっていく。

5つの物語をつなぐのは、お祭りと花火。
冒頭では力いっぱい下ネタワードを連発する男。それじゃ女の子ひきます。
バス停で来ないバスを待っている男。初対面なのにやたら察しのいい男は何者?
二日酔いの女子二人はリモコンを見つけ出せるのか?
花火大会用の花火を上げて、行き詰った自分を変えたい彼氏、花火の上げ方を調べてやめさせたい彼女。
喫茶店でバイトしている女子と、失恋を引きずる男子。
それぞれの会話がずっと続いて、一周まわって結びつきます。
みんな真面目にやればやるほどおかしい(笑)。
(白)


第24回TAMA NEW WAVE 審査員特別賞受賞

2024年/日本/カラー/89分
配給:KUDO COMPANY
https://www.festival-day.com/
★2024年11月2日(土)ほか全国ロードショー

posted by shiraishi at 20:13| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする