2024年05月18日

おらが村のツチノコ騒動記

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監督・編集・ナレーション:今井友樹
撮影:伊東尚輝、小原信之、澤幡正範
音楽:関根真理、辰巳光英
出演:岐阜県東白川村のみなさま

1988年(昭和63年)今井友樹監督のふるさと、岐阜県東白川村の広報誌に「ツチノコ目撃談」が掲載された。それをきっかけに、ツチノコ情報がとびかい、村をあげての捜索が行われるようになった。毎年5月3日にはツチノコ探しのイベントが恒例になっている。今井監督は日本各地に残るツチノコ伝承や目撃談を取材し、検証を続けてきた。まだはっきりした映像も写真もないのに、なぜこんなにも長い間人々に愛され、いつまでも興味をひくのだろう?

ツチノコがブームだったのはそんなに前のことだったんですね。
人間はあちこちに道路や町を作り、近代化に励んだ結果、暮らしは便利になりました。その代わりに、海や空や土を汚し、たくさんの生きものが絶滅の危機にひんしています。とてもまじめに作られたこの作品に出逢って、何もかも解明しなくても、不思議なもの、見つけられないものがあってもいいんじゃない?と思いました。
ポスターにひかえめに書いてある言葉に思わずうなずいてしまいました。「探さないでください。私はどこかにいますから・・・・」(白)


2024年/日本/カラー/71分/ドキュメンタリー
配給:工房ギャレット
(C)工房ギャレット
公式HP https://studio-garret.com/tsuchinoko/
予告編  https://youtu.be/0HlLugvW9Wo?si=Djxmu97g_OAiPpsf
★2024年5月18日(金)ロードショー

posted by shiraishi at 13:07| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ちゃわんやのはなし―四百年の旅人―

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監督:松倉大夏
企画・プロデュース:李鳳宇
出演:十五代 沈壽官、十五代 坂倉新兵衛、十二代 渡仁、ほか
語り:小林薫
企画・製作・提供:スモモ

領土拡大を目論んだ豊臣秀吉は朝鮮出兵を二度にわたって行った。文禄の役(1592〜1593年)、慶長の役(1597〜1598年)である。明を制圧するのが最終目標だったが果たせず、帰国の際に朝鮮から多くの人間を連れ帰った。ことに西日本の大名たちは朝鮮人陶工を日本に連れ帰り、焼き物の基礎はこの陶工たちにより作られた。薩摩焼、萩焼、上野焼などは朝鮮をルーツに持ち、今もなお伝統を受け継いでいる。
薩摩の地では、藩主の島津家が彼らを厚く庇護をして苗代川という地に住まわせた。その中に沈壽官(ちんじゅかん)家の初代となる沈当吉がいた。以来、沈壽官家は研磨を重ね多彩な陶技を尽くした名品の数々を世に送り出し、世界中に “SATSUMA”の名が広がった。

日本に連れてこられた人々の多くは農民だったようですが、中には日本で役立てたい技術を持ったものは手厚く保護されたのだとか。島津家は沈壽官家に士分を与え、改名せず言葉や風習などを維持するように命じました。沈家は代々薩摩藩の焼き物を作り藩の財政に大いに貢献しました。あたたかみのある色の地に、友禅の着物のようなあでやかな草花や樹木が描かれています。貴重な白土が使われたこれは白薩摩。庶民が普段使いするのは豊富にある黒土を使った黒薩摩です。
このドキュメンタリーは、400年の長きにわたり伝統を守るだけでなく、研鑽をかさねてきた沈家の歴史をたどります。周囲の人々のエピソードを盛り込みながら、現在の十五代沈壽官にフォーカスします。名家に生まれ、自らのアイデンティティに悩んだ彼を救ったものは何か。父から受け継いだもの、次へ伝えるものへの想いが語られます。
(白)


配給:マンシーズエンターテインメント
(C)2023 sumomo inc. All Rights Reserved.
https://www.sumomo-inc.com/chawanya

★2024年5月18日(土)ポレポレ東中野
5月25日(土)東京都写真美術館ホール
ほか​全国順次公開ロードショー

posted by shiraishi at 12:44| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする