2022年12月03日

北風だったり、太陽だったり

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監督・脚本・編集:森岡龍
撮影:古谷幸一
音楽:UCARY VALENTINE
出演: 橋本一郎(葉山旅人)、足立理(奥貫陽太)、川添野愛(あぐり)、飯田芳(金井風太)

人気絶頂の最中、暴力事件を起こし、解散したお笑いコンビ「北風と太陽」。
かつて二人のマネージャーだった葉山は、自身の入籍を機に、ボケ担当で服役中の金井に、結婚報告をしようとする。事件以来、疎遠だった金井の元相方である奥貫をなんとか連れ出し、刑務所へと面会に向かうのだったが・・・。

刑務所に向かう道で、大小さまざまなアクシデントに遭遇する二人。雪まで降ってきますが、これは本物でいいアクセントでした。久しぶりに再会した風太は、規則正しい生活で元気、葉山と奥貫のような現実の生活の苦労がないからでしょう。ピン芸人はできないという奥貫は、眼鏡をなくしコンタクトレンズを踏まれ、からまれて殴られ、とまさに踏んだり蹴ったりです。それでもネタが口をついて出るとは、芸人魂は消えていないようです。そんな奥貫を元マネージャーの葉山は気遣います。
森岡監督、2016年『エミアビのはじまりとはじまり』に前野朋哉さんと人気の漫才コンビ役で出演しています。このときの漫才は、渡辺謙作監督と3人で作り上げたオリジナル。今回その経験が脚本や演出に生きているのかもしれません。可笑しさ、もの悲しさがないまぜになっています。監督・脚本のほか実はこの作品に出演もしています。「日本の明日は…」と連呼しているところを葉山と奥貫が乗った車が通りすぎます。お見逃しなく。(白)


『地の塩 山室軍平』(2017)
東條政利監督&主演:森岡龍さんインタビューはこちら

2022年/日本/カラー/35分
配給:map
(C)マイターン・エンターテイメント
https://kitakazedattari.com/
★2022年12月10日(土)渋谷ユーロスペース他にて上映!
posted by shiraishi at 13:29| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

夜、鳥たちが啼く

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監督:城定秀夫
脚本:高田亮
原作:佐藤泰志
撮影:渡邊雅紀
音楽:田井モトヨシ
出演:山田裕貴(慎一)、松本まりか(裕子)、森優理斗(アキラ)、中村ゆりか(文子)、カトウシンスケ(邦博)、藤田朋子、宇野祥平、吉田浩太

慎一は、若くして小説家デビューし脚光を浴びたもののその後は鳴かず飛ばず、鬱屈した日々を送っていた。同棲中だった恋人にそのうっぷんをぶつけ、ついに去られてしまう。一人になった慎一は、先輩の元妻の裕子が離婚したため住まいを探していると知り、部屋を提供する。新しい家を見つけるまで、と好意に甘えることにした裕子は、まだ幼い息子のアキラを連れて引っ越してきた。二人は互いの生活を気遣い、深入りしないように距離をとるが、父に去られたアキラは慎一に懐き、屈託なく出入りする。

幾度も文学賞の候補になりながら、受賞できず失意のまま亡くなった作家・佐藤泰志の短編小説が原作。『海炭市叙景』から始まり、『そこのみにて光輝く』『オーバー・フェンス』『きみの鳥はうたえる』『草の響き』と次々と映画化されてきました。
本作では小説にしがみつく慎一や、子供がいながら孤独に耐え切れない裕子、と思うようにならない二人が痛々しいです。演じる二人も華やかさを封印し、揺れ動く感情を繊細に表現しています。無精ひげの山田裕貴さんも、夜な夜な出歩く松本まりかさんもまた良き。
不遇な作家であった佐藤氏の小説には、辛い境遇の人たちが一筋の光を探しつつ生きていく様が描かれています。その光を一番欲していたのは作家自身であったはず。こうして何作もが映画化されて、原作と作家に光が当たることに遅まきながらホッとします。(白)


2022年/日本/カラー/ビスタ/115分
配給:クロックワークス
(C)2022 クロックワークス
https://yorutori-movie.com/
★2022年12月9日(金)新宿ピカデリーほか全国公開
posted by shiraishi at 13:26| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

MEN 同じ顔の男たち(原題:MEN)

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監督・脚本:アレックス・ガーランド
撮影:ロブ・ハーディ
音楽:ベン・サリスベリー ジェフ・バロウ
出演:ジェシー・バックリー(ハーパー)、ロリー・キニア(ジェフリー)、パーパ・エッシードゥ(ジェームズ)、ゲイル・ランキン(ライリー)

ハーパーはかつては愛し合った夫が、キレやすく暴力的になったことに恐怖を抱いて別れ話を切り出す。変わるからと懇願するのに耳を貸さず、「別れるなら死ぬ」というのも、ただの脅しと思っていた。ところが死にゆく夫を見てしまい、罪の意識に苛まれる。心の傷をいやすために田舎のカントリーハウスに滞在することにした。
オーナーのジェフリーはハーパーを歓迎し、豊かな自然の中の豪華なハウスにハーパーも重荷を下ろす感覚になる。休みを満喫しようと街や森を散策するが、誰かに後をつけられている気がしてならない。忘れたい夫の死もフラッシュバックし、不穏な空気は次第にハーパーを包み込んでくる。

『ミッドサマー』『ヘレディタリー/継承』を送り出した制作会社A24の新作。アレックス・ガーランド監督は『エクス・マキナ』で第88回アカデミー賞®で脚本賞にノミネート、視覚効果賞を受賞しています。こちらは同じくスリラーではあるものの、CGを駆使した未来都市と真逆のイギリスの緑豊かな田舎が舞台です。
ポスターのリンゴの木は、ハーパーが最初にカントリーハウスに足を踏み入れたときに、手を伸ばしてもぎ取って齧ったもの。アダムとイブの禁断の木の実や、白雪姫の毒リンゴが浮かびます。想像通り何かが始まるんですね、これが。
慣れない家に一人というのは安らげない気がして、一人旅が好きな私でも御免こうむりたいです。ハーパーにはなんでも打ち明けられるライリーという親友がいるので、彼女が一緒だったら心強いのに。
会う人会う人が、オーナーのジェフリーと同じ顔というのも奇妙というより、怖い。ハーパーを追い詰めていったのは妄想なのか、夫の恨みつらみが招いたものなのか、はたまた事実なのか。
正視できないものも登場しますが、撮影は美しく、ここぞというときに流れる音楽がまた多様。(白)


自宅で夫が死ぬ瞬間を見てしまったハーパーは車で4時間かかる田舎のカントリーハウスに逃れるのですが、(白)さんも書いている通り、こんな広いところにたった一人では、かえって怖くて落ち着けません。逃避したつもりが、周りには変な男ばかり現れるし、夫のことがいろいろ蘇ってきます。イングランドの田舎の美しい風景と裏腹に、凄いものをみてしまったという物語でした。

イギリスには行ったことがないのですが、いつかコッツウォルズのマナーハウスに泊まってみたいと思っていました。本作の撮影地は、Gloucestershire(イングランド南西部にある行政区域)とエンドロールにありました。映画の中で、警察に場所を知らせるのに「cotson」村と、ハーパーが叫んでいるのですが、架空の名前。Withingtonというところで2021年4月から5月にかけて,撮影されたらしいです。
かつての荘園の邸宅がマナーハウスだと思っていたのですが、今回、「カントリーハウス」と言っているので、どう違うの?と検索してみました。
貴族が自分たちの領地である「荘園」の中に作らせていた城が、マナーハウス。その後、15世紀頃から貴族がロンドンに別邸(タウンハウス)を建て、荘園の本邸(マナーハウス)がカントリーハウスと呼ばれるようになったそうです。そして、貴族より持っている土地が少ない「ジェントリー」や「スクワイアー」階級の邸宅が、マナーハウスと称されるようになったのだとか。
また、ハーパーの自宅はロンドンのテムズ川に面しているのですが、見えているのはロンドン橋だと思ったら、「タワーブリッジ」(テムズ川に架かる跳開橋)でした。よく名前を間違えられると書いてありました。
怖い場面もありますが、英国の美しい風景を楽しみたい方はぜひご覧ください。(咲)




2022年/イギリス/カラー/シネスコ/100分
配給:ハピネットファントム・スタジオ
(C)2022 MEN FILM RIGHTS LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
https://happinet-phantom.com/men/
★2022年12月9日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開

posted by shiraishi at 13:03| Comment(0) | イギリス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ジョン・レノン 音楽で世界を変えた男の真実(原題:Looking for Lennon)

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監督・編集:ロジャー・アプルトン
出演:Gary Mavers (ナレーション/声の出演)
Rod Davis (ザ・クオリーメン)
Bill Smith (ザ・クオリーメン)
Colin Hanton (ザ・クオリーメン)
Len Garry (ザ・クオリーメン)
Chas Newby (ザ・ビートルズ)
David Bedford (ザ・ビートルズ歴史研究家)
Paul Farley (詩人、作家)

世界中で愛されているバンド、ザ・ビートルズが世に出て60年。数多くのドキュメンタリーが作られてきました。この作品はリーダーのジョン・レノンにフォーカス、生まれてからの波乱万丈の日々を関係者や友人のコメント、懐かしい映像や写真をおりこんで紹介しています。
ジョンの生い立ちから始まり、少年から青年へと成長するとき、彼の音楽性が何によって生まれ、育てられたのか?影響をうけたミュージシャンは誰だったのか、いつどうやってメンバーと出会ったのか、順を追って紹介します。案内人はザ・ビートルズの歴史研究家デビッド・ベッドフォードと、詩人・作家のポール・ファーリー教授 。
1956年リヴァプール、ジョンが高校生のときに結成した「ザ・クオリーメン」はビートルズの前身、当時のメンバーがそれぞれの思い出を語っています。家族や友人から聞いたことのないエピソードも飛び出して、へ~とか、ほ~とか思わず声が出てしまいました。それはいくらジョンでもヤダと思ったり、なるほどねと納得したり。
鑑賞後は、曲を聴きたくなること必至です。今や検索すればいくつものライブ映像もヒットします。いい時代ですね。
英国ナショナル・フィルム・アワードでは最優秀ドキュメンタリー映画賞にノミネートされました。(白)


2018年/イギリス/カラー/93分
配給:NEGA
(C)SEIS Productions Limited
https://lookingforlennon.jp/
★2022年12月8日(木)ロードショー
posted by shiraishi at 13:00| Comment(0) | イギリス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

少年たちの時代革命 原題:少年 英題:May You Stay Forever Young

2022年12月10日ポレポレ東中野ほか全国ロードショー 劇場情報 

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©Animal Farm Production


香港の香港民主化運動の中でもがく若者たちを描いた青春映画
日本でも上映された『理大囲城』『時代革命』と共に、台湾金馬奨を席捲した衝撃作が日本公開


監督:任俠(レックス・レン)、林森(ラム・サム)
撮影:ming 田中十一 陳家信 
編集:L2 任侠  
音楽:Aki
出演:余子穎(ユー・ジーウィン)、孫君陶(スン・クワントー)、曾睿彤(マヤ・ツァン)

2019年6月9日から始まった香港の民主化デモから3年、2020年7月に「香港国家安全維持法」が施行されてから2年が経とうとしている。中国当局の締め付けが厳しくなり自由が失われつつある香港では、映画への検閲、規制も厳しくなり、香港の言論と表現の自由が一段と狭まっています。そうした状況で、香港では上映禁止となった映画が、海外映画祭で上映され、多くの注目されています。
2021年カンヌ国際映画祭、東京フィルメックス2021にてサプライズ上映された『時代革命』(監督:周冠威)、山形国際ドキュメンタリー映画祭2021で最高賞となるロバート&フランシス・フラハティ賞を受賞した『理大囲城』(監督:香港ドキュメンタリー映画工作者)は、日本でも大きな話題になりました。
台湾金馬奨では、これらの作品と共に、香港の無名の新人監督・任俠と林森製作の本作『少年たちの時代革命』が最優秀新人監督部門、最優秀編集賞部門にノミネートされました。香港民主化デモを描いたドキュメンタリー映画が注目される中、フィクション映画でも香港映画の新たな才能が出現していることは、香港映画界にとって希望となっています。

2019年香港民主化デモを描く劇映画!

2019年、民主化デモで示した民意が香港政府に受け止められないことに、無力感や絶望感を募らせ、抗議の自殺をする若者が相次いだ背景を元に作られた。
民主化運動のデモに参加した少女YYは警察に逮捕され、保釈されたが親友も香港を去ることになり、孤独に苦しみ自殺しようと街を彷徨する。それを知ったデモ参加者の仲間たちがSNSを頼りに彼女を探し出そうと、デモの最中、街中を走りまわり探すがみつけ出せないまま時間が過ぎてゆく。
夜になり、屋上から香港の街を見下ろしている彼女をみつけ、自殺をとどまるよう説得。デモ現場でのゲリラ撮影や、実際のデモ映像を織り交ぜた緊迫感ある映像を織り交ぜ、緊迫感あるストーリーが展開する。
少女YYの絶望する心、仲間を失いたくないデモ参加者たちが民主化運動の中でもがく悲痛な思いが伝わってくる。自由が失われ、絶望と希望の間で彼らは香港を歩き続けた。

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©Animal Farm Production


最近では民主化運動のドキュメンタリーだけでなく、その中で生き、もがき苦しむ人々にフォーカスしたドラマも作られるようになった香港。この映画の主人公の少女の夢も希望も奪われ、この中で生きていたくないという絶望感は私もわかる。私も1970年頃の学生運動の中で「こんなに頑張って運動しても何も変わらない。それどころか状況は悪くなっている」という絶望感を感じていた。その思いが繰り返されていると感じた。いわば行き止まりの絶望感でもある。そこを乗り越えて、やれるところから変えていってほしいと、昔、同じ絶望感を感じた私は思う。
今年は同じように民主化運動の中に生きる人々を描いた陳梓桓(チャン・ジーウン)監督の『Blue Island 憂鬱之島』も公開されたし、香港民主化運動に関連したドキュメンタリーやドラマが何本も公開され、香港への関心は高まっているけど、これで終わらず、これからも香港の行く方向を見守っていきたい(暁)。


公式HP
2021/香港/カラー/DCP/ステレオ/86分
配給:Cinema Drifters、大福

*参照 シネマジャーナル これまでの香港民主化運動関係の記事
●『時代革命』 キウィ・チョウ監督インタビュー
http://cineja-film-report.seesaa.net/article/490683730.html

●香港返還25年  大雨だった1997年7月1日を思う 
http://cinemajournal.seesaa.net/article/489403875.html
 
特別記事
●『乱世備忘 ― 僕らの雨傘運動』
陳梓桓(チャン・ジーウン)監督インタビュー
山形国際ドキュメンタリー映画祭2017にて   2017年10月11日
http://www.cinemajournal.net/special/2017/yellowing/index.html

●『乱世備忘 僕らの雨傘運動』
陳梓桓(チャン・ジーウン)監督インタビュー(日本公開時)2018年07月22日
http://cineja-film-report.seesaa.net/article/460641864.html

●『革命まで』2015年 香港 
郭達俊(クォック・タッチュン)監督&江瓊珠(コン・キンチュー)監督インタビュー(山形国際ドキュメンタリー映画祭2015にて)
http://www.cinemajournal.net/special/2016/kakumeimade/index.html
posted by akemi at 06:46| Comment(0) | 香港 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

百年の夢 原題:Obrazy stareho sveta

2022年12月3日(土) シアター・イメージフォーラムにて公開 上映情報 

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16年の長きに渡り国外輸出禁止となっていた幻の衝撃作が
30年の時を経て再びスクリーンに


スロヴァキアの山岳地帯に暮らす老人たちが醸し出す生き様、
それぞれの人生模様が描き出される


脚本・監督:ドゥシャン・ハナーク
撮影監督: アロイス・ハヌーセク 
音楽:G・F・ヘンデル ヴァーツラフ・ハーレク ヨゼフ・マコヴェツ
撮影協力: ヤン・シュヴァンマイエル 
スティル写真:マルティン・マルティンチェク/ウラジミール・ヴァヴレク

『百年の夢』は1972年に完成していながら、当局により16年間もの間、輸出を禁止され、禁止解除後の1988年、フランスのニヨン国際映画祭グランプリを始め、ドイツのライプツィヒ国際映画祭ではドン・キホーテ賞と批評家賞を授与されるなど、世界各地の国際映画祭で上映され高く評価された。日本では1989年、第一回山形国際ドキュメンタリー映画祭で『老人の世界』の題名で上映された後、1992年に『百年の夢』の邦題で劇場公開。今回は新たにデジタル・リマスター版による公開になる。

老人たちの人生の年輪が刻まれた顔、顔、顔。
東ヨーロッパ、カルパチア山脈の東側、スロヴァキアの山岳地帯ファトラ山地で厳しい自然や孤独と闘いながら暮らす70歳以上老人たちの日常とその人生哲学が描きだされる。
農作業や羊飼いをして暮らす老人たちの日常生活と語りを丹念に描いた本作は、生と死についての黙想とでもいうような、哲学的世界をつくりあげている。
からくり人形作りに熱中する男性。事故で立って歩けず25年間、膝と手を使い、はいずりながら暮らしてきた男性。めんどりに聖書を読み聞かせる男性。結核を患い、納屋で50年暮らす農婦の姿は、彼女自身の葬儀の写真に連なる。内なる自由をいきいきと生きる彼らにとっての愛や家族、夢、労働や人生の意義とは…。
「人生にとって大切なことは?」という問いに、なんて答えたらいいかとか、さあねわからんと答えたり、知らない、忘れたと答える人がいる一方で、健康や平穏と答える人も。

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マルティン・マルティンチェクによる老いと死を飾ることなく捉えたスティル写真の数々と動画とのコラボレーションで、このドキュ麺たち―は成り立っている。
スティル写真を提供したマルティン・マルティンチェク(1913年~2004年)は、誤った告発のために公の生活から姿を消し、弁護士から写真家へと転身した後、写真に情熱を傾け続けたスロヴァキアの伝説の写真家である。映画には彼による40枚の写真が使用され、老人たちの“ありのまま”の姿を映し出す。(公式HPより)

古い映像やスチール写真の中に描かれる老人たちの姿。50年以上前に撮影されているのだけど、なんとも味わい深い。日本にも、かつてこういう生活が山村にあったなと思いながら観た。最近、50年くらい前の映像をよく観るような気がする。音楽ドキュメンタリーもそうだし、こういう山村映画でも観るし、そんな前の映像が残っていて、今の時代に観ることができ、その時代を振り返ることができるなんて、あの時代には考えもしなかったでしょうね。それにしてもあのお爺さん,お婆さんたちの表情がいい。苦労したであろう人生を物語っていた(暁)。

公式㏋
1972年製作/スロヴァキア/モノクロ/67分
配給:パンドラ
後援:スロヴァキア共和国大使館
日本初公開:1992年5月23日
posted by akemi at 06:36| Comment(0) | スロバキア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする