2022年04月09日

バーニング・ダウン 爆発都市(原題:拆弾専家2)

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監督・脚本:ハーマン・ヤウ
アクション監督:ニッキー・リー
出演:アンディ・ラウ(プン・センフォン)、ラウ・チンワン(ドン・チョクマン)、ニー・ニー(ポン・レン)

爆弾処理班のエース、フォンは数々の難事件を解決してきた。しかしある事件で爆発に巻き込まれ、左脚を失ってしまう。懸命にリハビリを続け、義足を作り職場復帰を目指すが、配属されたのは内勤だった。現場復帰の希望は叶えられず、フォンは自暴自棄になり警察を辞めて姿を消してしまった。再び姿を現したのはテロ組織「復生会」が起こしたホテル爆破事件の現場だった。警察の被疑者となったが、負傷したフォンは爆発の後遺症で記憶を失い、自分の名前も出てこない。入院中のフォンは「復生会」に連れ出されてしまった。テロ組織とフォンは繋がりがあるのか?

香港国際空港が爆発炎上する場面で映画がスタートします。このテロは「怒り」が引き起こしたとナレーションが入り、思わず世界中で起きている紛争やテロを思い起こしました。小さな怒りが集まって大きな闘争となったり、個人的な怒りが引き金になったりするのかもしれません。
爆弾処理班でのバディだったフォンは片脚を失い現場には戻れず、ドンは昇進と明暗が分かれました。だからといって、せっかくのスキルを悪いことに使うか?今まで人助けをしてきたのに、と疑問がわきます。いつも正義の味方役だったアンディ・ラウも、いつからか複雑な役回りをするようになりました。白か黒かだけではなく、その間に無限の灰色があり、この映画の中でアンディ扮するフォンは揺れ動きます。
繁華街や高層ビル、様々なロケーションでの大がかりな撮影やアクションシーンに、目を見張ります。テロ組織のボスにはツェ・クワンホウ(謝君豪)。
観ている間、緊張が続きますが、行けなくなって久しい香港の街市が観られます。アンディやチンワンを始め、レイ役のフィリップ・キョンほか、お馴染みの香港俳優が変わらず元気なのも嬉しい作品でした。(白)


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アンディ・ラウとラウ・チンワンが一刻を争う爆弾処理に臨む姿にはらはらしながらも、背景の香港に心が躍りました。
香港国際空港に始まり、空港と中環の香港駅を結ぶ機場快線、旺角の女人街(通菜街)や屋根付き歩道橋、屋上にプールのあるホテル、昼に夜に空から映した香港の全景・・・ 香港の魅力がたっぷり♪ 全編、ダイナミックなシーンが展開するのですが、青馬大橋のラストは特に圧巻でした。この橋の建設中、まだ橋が繋がってない時に、真下の海を船で通ったことを思い出しました。久しく行ってない香港に飛んでいきたくなりました♪
1990年代、香港に足繁く通っていた頃、デートしたい男優の上位にラウ・チンワンが入っていて、え~どこがいいの?と思ったものですが、久しぶりに本作で観て、なるほど魅力的と! この映画では、アンディ・ラウがひねくれた役柄なので、余計にいい男に見えるのですね。そのアンディ・ラウも、最後には、これぞ男!という姿を見せてくれます。
最後に流れる主題歌「相信我」はアンディ・ラウの作詞。恋人役のニー・ニーとのデュエットが切ないです。(咲)

アンディ・ラウとニー・ニーの珠玉のデュエット『バーニング・ダウン 爆発都市』MV
https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=-MkyZSfXcTs

『バーニング・ダウン 爆発都市』予告編
https://burning-down.com/

『バーニング・ダウン 爆発都市』予告編 block for hong kong and china"
https://www.youtube.com/watch?v=RJYO9vCNb-A

『バーニング・ダウン 爆発都市』 メイキング
https://www.youtube.com/watch?v=vgPxMQzCukU

2020年/香港・中国/カラー/シネスコ/121分
配給:アルバトロス・フィルム
(C)2020 ALL RIGHTS RESERVED BY UNIVERSE ENTERTAINMENT LIMITED
https://burning-down.com/
★2022年4月15日(金)ロードショー
posted by shiraishi at 15:36| Comment(0) | 香港 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする