2022年02月10日

THE RESCUE奇跡を起こした者たち   原題:THE RESCUE

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監督/プロデューサー:エリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィ&ジミー・チン(『フリーソロ』『MERU /メルー』)
撮影:デヴィッド・カッツネルソン、イアン・シーブルック、ピチャ・スリサンサニー
音楽:ダニエル・ペンバートン
編集:ボブ・アイゼンハルト

2018年6月23日、サッカーチーム「ムーパ(イノシシ)」に所属する少年12 人がサッカーの練習後、コーチ同行のもとタイ北部チェンライ県のタムルアン洞窟探検に入った。しかしその日は豪雨により洞窟が浸水し、出入り口が塞がれてしまった。少年たちは帰宅できなくなり、不審に思った家族から行方不明と報告され、捜索作業が始まった。少年たちは洞窟の入り口から約5キロ入った場所に取り残されていることが確認されたが、洞窟内は増水し救助は不可能と思われた。タイ海軍特殊部隊、米軍特殊部隊に加えて各国から応援が入り数千人が集まったが、洞窟ダイビングは死のリスクが高く、特殊技能が必要であるため、少年たちの救出活動は進まない。そこで世界各地から集められたのは、民間の洞窟ダイバー達だった・・・

当時、日本でも連日報道され、世界中で少年たちが救出されるのを固唾を飲んで見守った出来事。2020年に日本で公開された『THE CAVE サッカー少年救出までの18日間』(監督:トム・ウォーラー、2019年/タイ・アイルランド)では、世界中から集まったダイバーたちが洞窟に入って救出にあたる姿をはじめ、洞窟内の水位を下げるために奔走するタイの人たちや、洞窟のそばで祈りを捧げ続けた人々などが、フィクションとして再現されていました。
本作は、『フリーソロ』(18)で2019年アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞したエリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィとジミー・チン両監督が、洞窟探検のエキスパートたちの果敢な挑戦と功績に焦点を当てて、救出劇の詳細を描き出したドキュメンタリー。
ダイバーたちへのインタビューや、タイ海軍から入手した救出現場の87 時間分の映像に加え、VFXを駆使して洞窟救助の全貌を3D で再現。
少年たちに麻酔を打って、時間と闘いながら命がけで救い出したダイバーたちの姿に感無量でした。(咲)



咲さんも書いているように、『THE CAVE サッカー少年救出までの18日間』の方は、このサッカー少年たちを救出するために参加したタイの人たちや、海外から駆けつけた人たちなど、たくさんの人達の姿が映され、いかに多国籍の人たちが関わったかということが描かれていたけど、こちらの作品は、さらに踏み込み、いかに専門家たちが協力体制を組んで救出活動を行ったかということが描かれていた。
そして洞窟探検家というのは聞いたことがあったけど、水のある洞窟探検を専門にしている冒険家がいるのだというのをこの作品で知った。彼らがいなかったら、この救出は可能ではなかったかもしれない。まさに彼らは自分たちが趣味でやってきたことを人命救助に役立てたということですね。そんな彼らと同じように危険と隣合わせの冒険を映画で撮ってきたエリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィとジミー・チン両監督だからこそ作れた作品だと思いました。彼らの作った『MERU /メルー』『フリーソロ』の迫力を観れば、この作品の迫力と緊張感。納得です(暁)。


2021年/アメリカ/ドキュメンタリー/107 分/ビスタ/5.1ch/4K
日本語字幕:渡邊一治
配給・宣伝:アンプラグド
公式サイト:https://unpfilm.com/rescue-movie/
★2022年2月11日(金・祝)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開!


posted by sakiko at 01:02| Comment(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする