2022年01月25日
ゴーストバスターズ アフターライフ(原題:Ghostbusters: Afterlife)
監督:ジェイソン・ライトマン
原作:ダン・エイクロイド、ハロルド・ライミス
脚本:ギル・キーナン、ジェイソン・ライトマン
撮影:エリック・スティールバーグ
出演:マッケナ・グレイス(フィービー)、ポール・ラッド(グルーバーソン先生)、フィン・ウルフハード(トレヴァー)、キャリー・クーン(母親キャリー)、ローガン・キム(ポッドキャスト)、セレステ・オコナー(ラッキー)
母と兄の3人で都会から田舎町へと引っ越してきたフィービー。この町では、30年間にわたり原因不明の地震が頻発していた。家族は祖父のイゴン・スペングラーが遺した古びた屋敷で暮らし始める。リビングの床にほどこされた奇妙な仕掛けに気づいたフィービーは、さらに祖父の地下研究室を発見。そこで目にしたのは、見たことのないハイテク装備の数々だった。祖父がかつてゴーストだらけのニューヨークを救った《ゴーストバスターズ》の一員だったことを初めて知る。床下に隠された装置を誤って開封したとたん、不気味な緑色の光が解き放たれる。それはゴーストを閉じ込めていた〈ゴーストトラップ〉だった。
ハリー・ポッター女の子版のように眼鏡の似合う、聡明で勇気のあるフィービー。祖父が封印していたゴーストたちが解き放たれてしまい、祖父の遺志を継ぐように立ち上がります。ちょっと頼りないお兄ちゃんも、口数の多い友人もなんとか彼女の力になります。1984年『ゴーストバスターズ』、1987年『ゴーストバスターズ2』のアイヴァン・ライトマン監督は本作では製作、息子のジェイソン・ライトマンが父からバトンじゃなかったメガホンを受け継ぎました。技術が進んだので、ゴーストの動きも破壊力も初期作品とは段違いです。旧作ファンには嬉しいストーリー展開ですので、ぜひお楽しみに。
『ゴーストバスターズ』を小学生の息子と観て、マシュマロマンがお気に入りでした。今回はちっちゃくなっての登場シーンが可愛くて面白いです。ムビチケカードのデザインがミニマシュマロマン、ミニサイズハンカチが特典についていますよ。(白)
2020年/アメリカ/カラー/シネスコ/110分
配給:ソニー・ピクチャーズ
https://www.ghostbusters.jp
★2022年2月4日(金)ロードショー
誰かの花
監督・脚本:奥田裕介
撮影:野口高遠
音楽:伴正人
出演:カトウシンスケ(野村孝秋)、吉行和子(野村マチ)、髙橋長英(野村忠義)、和田光沙(楠本灯)、村上穂乃佳(長谷川里美)、篠原篤(岡部聡 )、太田琉星(楠本相太 )
鉄工所で働く孝秋は年取ってきた両親の様子を見に団地の実家に帰ってきた。父親の忠義は記憶が薄れていて、目の前の孝秋と数年前に亡くなった兄との区別がついていない。黙って出かけては帰ってこられず、母のマチを心配させている。
強風の吹き荒れた日、事件は起こった。団地のベランダから落ちたと思われる植木鉢が通り掛かった住民を直撃し、パトカーや救急車が出動する騒ぎになった。1人自宅にいた父は何事もなかったような顔をしていたが、使ったと思われる軍手には土がついてていた。
本作は、2021年に30周年を迎える横浜シネマ・ジャック&ベティの企画作品として製作され、昨年11月に東京国際映画祭で、12月には横浜シネマ・ジャック&ベティで先行上映されました。今週29日からあらためて公開されます。奥田裕介監督は横浜出身でこれが2作目の長編作品。
認知症になった父親、介護する母親。長男は亡くなり、次男の孝秋は息子としての責任を感じてはいます。もし自分だったら、という気持ちが湧き上がります。力のあるキャスト陣の中で、父を亡くした相太役の太田琉星くんだけがオーディションだったそうですが、奥田監督が「面白い子だな」と直感したとおり、カトウシンスケさんの大きな目にも負けないまっすぐな眼差しが印象的でした。(白)
2021年/日本/カラー/アメリカンビスタ/115分
配給:ガチンコ・フィルム
(C)横浜シネマ・ジャック&ベティ30周年企画映画製作委員会
http://g-film.net/somebody/
★2022年1月29日(土)より横浜シネマ・ジャック&ベティ、ユーロスペースほか全国順次ロードショー