2021年05月06日

ジェントルメン  原題:THE GENTLEMEN 

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監督・脚本・原案・製作:ガイ・リッチー
出演:マシュー・マコノヒー、チャーリー・ハナム、ヘンリー・ゴールディング、ミシェル・ドッカリー、ジェレミー・ストロング、エディ・マーサン、トム・ウー、バグジー・マローン、リン・ルネー、コリン・ファレル、ヒュー・グラント

ロンドンの昼さがり。パブに入り、ビールとピクルドエッグを注文するニヒルな紳士、ミッキー・ピアソン(マシュー・マコノヒー)。ジュークボックスで選んだ渋いアメリカン・ロックを聴きながら、スマホで話し始めたミッキーの背後に銃を構えた男。銃声が響き、ビールグラスが血に染まった・・・
アメリカ生まれのミッキーは、奨学金を貰ってイギリスの名門オックスフォード大に入学。勉強そっちのけで非合法の“園芸”を学んだ彼は、上流階級の金持ち同級生たちに園芸品=大麻を売って財を成し、今やロンドンの暗黒街に君臨していた。そんな彼が、総額4億ポンド(約 500 億円)もの利権を売って引退するという。
大富豪のユダヤ人、チャイニーズ&ロシアン・マフィア、さらにはゴシップ紙の編集長に私立探偵、スラムの不良たちを更生させるジムの経営者まで利権争いに係わってくる。
ミッキーを撃ったのは、いったい何者なのか・・・

ジェントルメン=英国紳士と思いきや、ジェントルメン=利権を巡る一流のワルたちでした。ロンドンは、まさに人種のるつぼ。いわゆる白人だけでなく、ユダヤ人、中国人、ロシア人、黒人、ロマ(ジプシー)と、次々に出てくる登場人物にくらくら。加えて、それぞれの語りで物語が進行していくので、ついていくのにふぅふぅ! あの長い台詞を覚えるのも大変だったでしょうが、そこはさすがな俳優陣!

*主要登場人物*
アメリカ生まれ、オックスフォード大学中退でロンドンのマリファナ王に上り詰めた男ミッキー・ピアソン: マシュー・マコノヒー(『ダラス・バイヤーズクラブ』)

ミッキーが頼りにしているビジネス・パートナー、レイ: チャーリー・ハナム(『パシフィック・リム』、リメイク版『パピヨン』

高級車専門のガレージを経営するミッキーの妻ロザリンド: ミシェル・ドッカリー(TV シリーズ「ダウントン・アビー」)

ジョージ卿(トム・ウー)率いるチャイニーズ・マフィアの若頭ドライ・アイ: ヘンリー・ゴールディング(『クレイジー・リッチ!』)

大富豪のユダヤ系アメリカ人マシュー・バーガー: ジェレミー・ストロング(『シカゴ7裁判』)

ミッキーに激しい恨みを持つゴシップ紙の編集長ビッグ・デイヴ: エディ・マーサン(『シャーロック・ホームズ』2 部作(09/11)以来のガイ・リッチー作品出演、『博士と狂人』)

編集長ビッグに雇われ、ミッキーとレイを監視している私立探偵フレッチャー: ヒュー・グラント(『コードネーム U.N.C.L.E.』(15)に続くガイ・リッチー作品出演。『モーリス』『ノッティングヒルの恋人』)

スラムの不良たちの指導と更生に務めるボクシングジム経営者コーチコリン・ファレル(『ヒットマンズ・レクイエム』)


大物だけ挙げても、こんなに大勢の面々。
一番印象に残っているのが、チャイニーズ・マフィアのボス ジョージ卿(トム・ウー)が、大きな画面で競馬を観ている場面。香港のハッピーバレイ(跑馬地)の競馬場でした!(咲)


情報量が多いので、登場人物の関係性や状況を理解するのに戸惑うかもしれません。しかし、わからないからと投げ出さずに、流れに任せていれば、次第にわかってくるようになっています。サプライズな展開が次から次へと用意され、どこに行き着くのか、まったく読めないと思っていたら、すべてのピースがきっちりはまったラストに着地。感服です!
この作品、配給会社は「MIRAMAX(ミラマックス)」です。そのことを覚えておくと、へぇ~と思う部分が後半に出てきますよ!
そういえば、マシュー・マコノヒーはキノフィルムズで先週公開された『ビーチ・バム まじめに不真面目』でも主人公を演じています。全然タイプが違うけれど、どちらも振り切った役どころで、妻とは深い愛情で結ばれています。冷静に考えたら、どちらも夫にしたくないけれど、マシュー・マコノヒーが演じるとどちらも魅力的に見えてしまうから不思議。(堀)


2020年/英・米合作/カラー/スコープサイズ/5.1ch/113分
字幕翻訳:松崎広幸
配給:キノフィルムズ 提供:木下グループ
© 2020 Coach Films UK Ltd. All Rights Reserved.
公式サイト:https://www.gentlemen-movie.jp
★2021年5月7日(金)より、全国公開

*注:緊急事態宣言の出ている都府県では、解除後の公開となります。公式サイトでご確認ください。


posted by sakiko at 11:21| Comment(0) | イギリス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする