2020年09月28日

浅田家!

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監督・脚本:中野量太
脚本:菅野友恵
原案:浅田政志「浅田家」「アルバムのチカラ」(赤々舎刊)
撮影:山崎裕典
美術:黒川通利
録音:久連石由文
照明:谷本幸治
出演:二宮和也
黒木 華 菅田将暉 風吹ジュン 平田 満
渡辺真起子 北村有起哉 野波麻帆
妻夫木聡

幼い頃から写真を撮ることが好きだった浅田家の次男・政志は高校卒業後、写真専門学校に進学。卒業制作の被写体に家族を選び、思い出のシーンを本人たちがコスプレして再現する写真を撮影し、学校長賞を受賞する。しかし、卒業しても就職はせず、地元でパチスロ三昧の3年間を送っていた。
あるとき、父との会話をきっかけに家族それぞれが“なりたかった職業”、“やってみたかったこと”をテーマにコスプレし、その姿を撮影したユニークな家族写真を撮るようになり、写真界の芥川賞・木村伊兵衛写真賞を受賞。日本各地の家族から依頼を受けて家族写真を撮るようになって、写真家としてようやく軌道に乗り始めたとき、東日本大震災が起きた。
かつて撮影した家族の安否を確かめるために向かった被災地で、政志が目にしたのは、家族や家を失った人々の姿だった。そこで、津波で泥だらけになった写真を一枚一枚洗って、家族の元に返すボランティア活動に励む若者と出会う。彼と共に写真洗浄を続け、そこで写真を見つけうれしそうに帰る人々の笑顔に触れることで、次第に“写真の持つチカラ”を信じられるようになっていく。

浅田政志さんの写真集「浅田家」と、書籍「アルバムのチカラ」の2冊を原案に、中野量太監督が写真家・浅田政志の物語を紡ぎ、二宮和也が魅力的な人物として息吹を吹き込みました。共演する妻夫木聡が演じるのは政志の兄。弟の突拍子もない頼みごとに振り回されながらも、家族のために奔走する姿を好演しています。
見どころは幼馴染みの若奈が政志に愛の告白するシーン。政志の前では強気で攻めつつ、本心では不安でいっぱいだった若奈を黒木華がいじらしいくらいにかわいらしく演じていました。
注目してほしいのは二宮和也との共演を熱望していた菅田将暉。『アルキメデスの大戦』『帝一の國』など、これまでエッジの効いた役どころが多かったのですが、そのオーラを封印し、本作では写真洗浄のボランティアをする若者・小野を演じています。小野が悲しみを乗り越えようと立ち上がり、それを政志が労わるシーンは涙なしでは見られません。(堀)


2020年/127分/G/日本
配給:東宝
©2020「浅田家!」製作委員会
公式サイト:https://asadake.jp/
★2020年10月2日(金)全国東宝系にてロードショー
posted by ほりきみき at 11:38| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする