2020年05月24日

ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語   原題:Little Women

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監督・脚本:グレタ・ガーウィグ(『レディ・バード』) 
原案:ルイザ・メイ・オルコット
出演:シアーシャ・ローナン、ティモシー・シャラメ、フローレンス・ピュー、エリザ・スカンレン、エマ・ワトソン、ローラ・ダーン、メリル・ストリープ

南北戦争(1861~65年)の時代。アメリカ北部で暮らすマーチ家。戦争で父が不在の中、母は温かく4姉妹を見守っている。次女ジョーは、想像力が豊かで情熱的。小説家を目指して執筆に勤しむ日々。美しい姉のメグには女優の才能があると思っているが、メグが望むのは幸せな結婚。三女のベスは病を抱えた繊細で心優しい音楽家。末っ子のエイミーは、いたずら好きで恋愛やお金持ちを夢見ている。そんな4姉妹が親しくしているのが、近くに住む威勢のいい青年ローリー。ある日、ジョーはローリーから求婚されるが断ってしまう・・・

原作は、世界中で愛されているルイーザ・メイ・オルコットの小説「若草物語」(1868年)。私が小学生の頃に読んだのは、児童向けに簡略したもの。そも、まだ恋も知らない時に、どうしてあんなに夢中になったのでしょう・・・ ちゃんと原作を読んでみたくなりました。
グレタ・ガーウィグ監督も、子供の頃から何度も読み、特にジョーの個性に惹きつけられ、彼女のようになりたいと思っていたそうです。ジョー役には、『レディ・バード』でタッグを組んだシアーシャ・ローナンを再び起用。共演したティモシー・シャラメが、本作でもローリー役で出ています。
今よりも不自由で不平等だったオルコットが生きた時代に、4姉妹はそれぞれ自己を持って前に進んでいきます。中でも、ジョーは野心があって、性別を越えた人生を歩みたいと願っています。それでも、オルコットは出版社に「ジョーは結婚しなくてはいけない」と言われ、結婚させています。映画の中で、ジョーが出版社に「ヒロインは結婚させて」と言われて反論する原作にない場面を入れたのは、監督のオルコットへの敬意の表れなのです。
グレタ・ガーウィグ監督といえば、女優としても活躍していて、ノア・バームバック監督の『フランシス・ハ』(2012年/アメリカ)では、フランシスの自由な生き様を伸び伸びと演じて笑わせてくれました。2019年3月に、ノア・バームバックとの第一子である男児を出産したとのこと。今後の活躍も楽しみです。(咲)


第92回アカデミー賞衣装デザイン賞受賞

2019年/アメリカ/135分/G
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
公式サイト:https://www.storyofmylife.jp/
★2020年6月12日(金)より全国順次ロードショー



posted by sakiko at 15:08| Comment(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする