2020年04月02日

ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ

シネスイッチ銀座近日ロードショー ほか、全国順次公開
劇場情報
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© 2020「ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ」製作委員会

監督:田部井一真  
企画・プロデュース:濱潤  
プロデューサー:大島新 堀治樹
撮影:中島大樹  
編集:大山幸樹  
音楽:石﨑野乃
ナレーション:安藤サクラ 
主題歌:三浦透子「uzu」(作曲・編曲:森山直太朗)
出演
ホセ・ムヒカ、ルシア・トポランスキー

ウルグアイ大統領ムヒカと日本との知られざる秘話を描く

世界でいちばん貧しい大統領と言われたホセ・ムヒカ
その生き方に誰もが心打たれた
世界でいちばん心豊かな大統領が日本に残した贈り物とは?

質素な暮らしぶりで「世界で最も貧しい大統領」とも言われた第40代ウルグアイ大統領ホセ・ムヒカ。2010年より2015まで大統領を務めたが、任期中、給料の大部分を貧しい人々に寄付し、公邸には住まず、自身の農場にある質素な家に暮らし、職務の合間には農業に親しんでいる。
そんなムヒカさんが世界中から注目されたのが、2012年にブラジルのリオデジャネイロで開かれた国連会議でのスピーチ。先進国が生み出した大量消費社会を厳しく批判し、強く、静かな口調で語り掛ける彼の言葉に世界は衝撃を受け、「人間の幸せこそが最も大切なもの」と締めくくるムヒカの言葉には愛が詰まっていた。そのスピーチ映像は世界中に広まり、日本でも大きな話題を呼んだ。このスピーチをもとに日本で発売された絵本「世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ」は、絵本として異例の50万部を超える大ヒットを記録した。
当時、ディレクターを務めていたテレビ番組でムヒカ大統領を取材したフジテレビディレクター田部井一真は、ムヒカ大統領が日本の歴史や文化にとても詳しく、尊敬していることに驚かされ、なぜ日本と日本人について詳しいのか興味をもち、多くの日本人に彼の言葉を聞いて欲しいと大統領退任後も取材を重ねた。ムヒカさんも訪日を熱望し、2016年に初来日が実現した。
ムヒカ大統領に心酔した田部井さんは、取材中に生まれた息子に「ほせ」という名前をつけたほど。3年あまり5回にわたるウルグアイ取材で浮き彫りになったのは、ムヒカさんの生き方と日本との関係。貧しい家に生まれたムヒカさんだが、生まれた家の近くに日本からの移住者がいて、花の栽培など一緒に働いていたことがあり、日本と日本人に対して詳しいし、日本人の勤勉さに敬服していた。そして菊の花が大好き。
やさしい瞳のムヒカさんだが、そういう貧しい生活の中で、左翼ゲリラ闘争に身を投じ、権力と戦い、13年もの投獄生活を送り、愛するパートナー、ルシア・トポランスキーさんとも離ればなれの苛烈な拘留生活を経て大統領に就任した。そんなムヒカさんなので、日本には来たことはないけど、日本について多くの知識と友人がいて、日本に興味を持っていた。そして、呼びかけに応じてムヒカさんは日本にやってきた。日本人に大切なメッセージを伝えるために。彼が一番訪れたかった場所は広島・原爆ドームだった。また、日本の大学で講演を行い、集まった若者たちに静かに語り掛けた「自分にとって一番大切なものを考えてほしいのです」ムヒカが願う人生への希望や生き方の哲学は、日本の若者たちへも伝わっただろう。

ムヒカさんは大統領を退いたあとも、自宅で農作業をしながら自給自足のつましい生活を送っている。実は去年、ピースボートの旅に出てウルグアイの首都モンテビデオに着いた時、ムヒカさんと妻のルシアさんが来船する予定だった。でも前日、雨の中で農作業をして、風邪をひいてしまい、ムヒカさんは来船できず、ルシアさんだけが来船した。ルシアさん自身は議員をやっていて現役。ルシアさんも闘士で、やはり投獄されていた経験もある。二人は、そういう苦労を重ねながら生きてきた。ムヒカさんとともに闘った日々の話、農業の話なども話され、二人はいつも一緒に生きてきたのだなあと思った。苦労はあったけど、とても素晴らしい人生だなと思った。ムヒカさんの家に菊の花があったのが印象的(暁)。

公式HP

製作:フジテレビ、ネツゲン、関西テレビ  
協力:「世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ」(汐文社) 
宣伝:アンプラグド
2020年/日本/98分/カラー/ステレオ
配給:KADOKAWA
posted by akemi at 22:10| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする