2019年05月11日

コンフィデンスマンJP 

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監督:田中亮 
脚本:古沢良太
出演:長澤まさみ 東出昌大 小手伸也 / 小日向文世
織田梨沙 瀧川英次 Michael Keida / 前田敦子 佐津川愛美 岡田義徳 桜井ユキ
生瀬勝久 山口紗弥加 / 小池徹平 佐藤隆太 吉瀬美智子 石黒 賢
竹内結子 三浦春馬 江口洋介

コンフィデンスマンとは詐欺師のこと。ダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)、五十嵐(小手伸也)は不当に大儲けした人間から大胆不敵な計画でお金を騙し取る。今回のターゲットは香港マフィアの女帝で、その冷酷さから<氷姫>という異名をもつラン・リウ(竹内結子)。弟子のモナコ(織田梨沙)も仲間に加わり、次々と網を張る。そこにダー子といわくありげな天才詐欺師ジェシー(三浦春馬)が割り込んできた。さらに連ドラで痛い目にあい、彼らに復讐を誓うヤクザ赤星(江口洋介)の影が見え隠れし、事態は予測不可能な展開に。騙し騙されの三つ巴の戦いを制するのは誰なのか!?史上最大のコンゲームが始まる

長澤まさみが美しさと気の強さを最大限に発揮させ、仲間をリードするさまは見ていて楽しい。そこに色男らしく絡んでくるジェシーを三浦春馬がスマートに演じる。香港の女帝を演じた竹内結子の冷たい美しさは息を呑むほど。それが心を許した瞬間、氷が解けるように守りたくなる可憐さに変わる。この変化は同性さえ惹きつけるほど。やばい!(堀)

2019年/日本/カラー/116分
配給:東宝
(C) 2019「コンフィデンスマンJP」製作委員会
公式サイト:http://confidenceman-movie.com
★2019年5月17日全国東宝系にてロードショー
posted by ほりきみき at 22:05| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

僕に、会いたかった 

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監督・脚本:錦織良成
撮影:金子正人
照明:吉角荘介
音楽:瀬川英史
出演:TAKAHIRO、山口まゆ、柴田杏花、板垣瑞生、浦上晟周、小野花梨、宮本裕子、吉野由志子、川村紗也、斉藤陽一郎、清水宏、山下容莉枝、秋山真太郎、黒川芽以、小市慢太郎、松坂慶子

過去の記憶のない池田徹(TAKAHIRO)は島で一二を争う凄腕の漁師だったと言われているが、今は漁に出ることはなく、失った記憶に怯えながら日々を生きていた。そんな息子の姿を見て、母親の信子(松坂慶子)も苦しい思いを抱えている。
2人が住む島の高校では「島留学」と称し、都会から単身で越境入学する生徒を受け入れていた。池田家もこの取り組みに賛同し、福間雄一(板垣瑞生)の「島親」になる。徹は漁協の休みに釣りに出かけ、雄一との距離を縮めていく。雄一と一緒に島留学した木村めぐみ(山口まゆ)、横山愛美(柴田杏花)も遊びに来るようになっていった。
ある日、信子は徹の記憶を取り戻そうと、ある計画を実行する。果たして徹の失った時間は蘇るのか、また、止まった時間は再び動き出していくのか?

記憶を失った息子をそのまま受け止めた母の愛。それを見守る島の人々。美しい自然の風景と相まって、優しい思いが心に沁みわたる。ラストで海にかかった天使の梯子に心が洗われるよう。都会で時間刻みの生活をしていると見失ってしまうものがここにはあった。
島留学で来た高校生も生活に馴染んでいくうちに、気持ちが変化してくる。東大理三を目指していた雄一もその一人。息子の変化を心配して、実家から駆け付けた母親の気持ちも親として十分理解できるが、医者を目指すなら、雄一の変化は成長と見るべき。親元を離れたくて島に来た愛美も親のありがたさを知る。
大きな事件が起こることなく、淡々とした作品ではあるが、見終わったときにいい時間を過ごした気持ちになれるに違いない。(堀)


2019年/日本/カラー/5.1ch/シネマスコープ/96分
配給:LDH PICTURES
©2019「僕に、会いたかった」製作委員会
公式サイト:https://bokuai.jp/
★2019年5月10日(金)全国ロードショー
posted by ほりきみき at 02:46| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

オーヴァーロード(原題:Overlord)

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製作:J.J.エイブラムス、リンジー・ウェバー
監督:ジュリアス・エイヴァリー
脚本:ビリー・レイ、マーク・L・スミス
原案:ビリー・レイ
出演:ジョヴァン・アデポ、ワイアット・ラッセル、ピルー・アスベック、マティルド・オリヴィエ、ジョン・マガロ、イアン・デ・カーステッカー

1944年6月、ある空挺師団が連合軍の通信を妨害している教会の電波塔を破壊するという重要な密命を帯びてドイツ占領下のフランス・シエルブランという村に向かっていた。しかし、輸送機は敵兵からの激しい攻撃をくらい、兵士たちは敵の領土へと散り散りに落下していった。
無事、地上に降り立ったエド・ボイス二等兵(ジョヴァン・アデポ)やフォード伍長(ワイアット・ラッセル)たちは森でクロエ(マティルド・オリヴィエ)という名の女性と遭遇。村まで案内してもらう。
残された時間はあとわずか。教会の内側から塔を破壊するため、ナチスの目をそらし、フォードとボイス、そしてクロエは基地へと進入する。しかし、そこで彼らの前に立ちはだかったのは、今まで見たこともない敵だった。

目的地を間近にして激しい対空砲火を浴びる。輸送機に火の手が上がり、兵士たちはパラシュートで降下する前に命を落としてしまうのではないか。迫力たっぷりのスタートに戦争映画好きの心は逸るだろう。無事、地上に降り立った者もナチスに見つかったり、地雷を踏んでしまったりして、師団はほんの数名に。ピリピリした緊張感が続く。
しかし、この作品はそれだけではない。後半はホラーの要素を加味し、雰囲気ががらりと変わる。そして最後はターミネーターを彷彿させる敵との死闘へと移行する。
主人公ボイスは若手俳優のジョヴァン・アデポ。最初はちょっと頼りなげだが、一気に経験を積んでたくましくなっていく。個人的には上官のフォード伍長を演じたワイアット・ラッセルがいい。カート・ラッセルの息子である。任務の遂行のためには自己犠牲をいとわない漢気に惚れそうになった。(堀)


2018年/アメリカ/R15+/110分
配給:プレシディオ
© 2018 PARAMOUNT PICTURES CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.
公式サイト:https://overlordmovie.jp/
★2019年5月10日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
posted by ほりきみき at 01:56| Comment(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする