2023年10月02日

フラッシュオーバー 炎の消防隊   原題:驚天救援 英題:Flashover

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© 2023 ALL RIGHTS RESERVED BY UNIVERSE ENTERTAINMENT LIMITED /ASIA PACIFIC CHINA (BEIJING) FILM CO., LTD.

監督:オキサイド・パン 彭順(『the EYE 【アイ】』『リサイクル—死界—』『ゴースト・ハウス』『バンコック・デンジャラス』『インフェルノ 大火災脱出』『冷血のレクイエム 極限探偵B+』)
出演:ドゥー・ジアン杜江(『フライト・キャプテン 高度1万メートル、奇跡の実話』)、ワン・チエンユエン 王千源(『誘拐捜査』)、トン・リーヤー 佟麗婭(『タイガー・マウンテン 雪原の死闘』)、ハン・シュエ 韓雪(「イップ・マン」)、ユー・ハミオン俞灝明(「月に咲く花の如く」)、エルヴィス・ハン 韓東君(『1950 鋼の第7中隊』)、ワン・ゴー 王戈(『カイジ 動物世界』)

江東省灌城市で、マグニチュード3.1の地震が発生。トンネル付近で危険物を積んだタンクローリーが衝突事故を起こすが、ジャオ消防署長らの活躍で事態は収束する。後日、天宜化学工場で化学物質が爆発。周囲の工業団地へも引火し、一帯の住居や公共施設を巻き込んだ前代未聞の大規模爆発事故となる。ジャオや通信員のハンらが現場に急行するが、建物は崩壊し要救助者は多数、まさに阿鼻叫喚の様相を呈していた。ジャオの婚約者ジャンは、半壊した学校に子供たちと閉じ込められ、煙が充満する中、なんとか屋上に避難するが、そこには想像を絶する惨状が広がっていた・・・

「フラッシュオーバー」とは、局所的な火災が短時間にして全域に拡大する現象の総称。
本作は、架空の灌城市を舞台に、消防署のジャオ署長のもと、消防署員たちが日々厳しい訓練を重ね、大事故に立ち向かう姿を描いたもの。
殉職する署員もいて、ジャオ署長の婚約者ジャンは、結婚をためらい転職してほしいとまで言います。誰かが担わなければいけない大事な仕事。命がけで日々挑んでくださっている方たちがいることを忘れてはならないと思いました。
それにしても、最近の中国映画は潤沢な製作費を使った大掛かりな作品が多いですね。昨年6月に日本で公開された『クラウディ・マウンテン』を思い出しました。次々に災難に襲われるのも同様でした。家族のことも描いて、涙を誘うのも! 中国で大ヒットする条件なのでしょうか・・・ (咲)


2023年/中国/中国語/115分/シネスコ/5.1ch
字幕:神部明世
提供:ニューセレクト
配給:アルバトロス・フィルム
公式サイト:https://flashover-movie.com/
★2023年10月6日(金)より、シネマート新宿・シネマート心斎橋ほか全国ロードショー



posted by sakiko at 21:28| Comment(0) | 中国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年10月01日

イコライザー THE FINAL   原題:THE EQUALIZER 3

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監督:アントワーン・フークア(『トレーニング デイ』『エンド・オブ・ホワイトハウス』『マグニフィセント・セブン』『イコライザー』シリーズ)
脚本:リチャード・ウェンク(『イコライザー』シリーズ)
出演:デンゼル・ワシントン(『トレーニング デイ』『フライト』『デンジャラス・ラン』)、ダコタ・ファニング(『アイ・アム・サム』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』)、デヴィッド・デンマン

元CIAトップエージェントのロバート・マッコール。19秒で世の悪を完全抹消する闇の[仕事]請負人(通称:イコライザー)として名を馳せた彼も、シチリアでの事件で負傷し、肉体的にも精神的にも限界を感じる。アマルフィ海岸沿いの静かな田舎町に辿り着いた彼は、地元の人たちから優しく受け入れられ、ここを安住の地と心に誓う。しかし、街の人たちが次々と凄惨な事件に遭うのを見て、マッコールは再び[仕事]を再開する。やがて事態はイタリア全土を巻き込む爆破テロ事件へと拡大してゆく・・・

これまでのイコライザーシリーズは観ていないのですが、すんなり話についていくことができました。シチリア、ナポリ、そしてアマルフィという風光明媚な街を舞台に繰り広げられる物語。イタリア語の響きも心地よく、聖母マリア像を担いで町を静かに回る祭りが映画のラストを盛り上げてくれました。(咲)

☆9月1日(金)に全米公開され、<3日間で3,450万ドル(約50億円)>を記録。
<全米初登場1位>の大ヒットスタート!
これは、近年のレイバー・デー(労働の日)週末において、マーベルシリーズ『シャン・チー/テン・リングスのデンゼル』(2021)に次ぐ、歴代2位の好成績。シリーズ最終章にして新たな記録を打ち立てました。

2023年/アメリカ/109分
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
公式サイト:https://www.equalizer.jp/
★2023年10 月 6 日(金)全国の映画館で公開!
posted by sakiko at 20:04| Comment(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

リバイバル69~伝説のロックフェス~(原題:Revival69: The Concert That Rocked the World)

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監督:ロン・チャップマン
出演:ジョン・ブラウワー、シェップ・ゴードン、ロビー・クリーガー、ジョン・レノン、オノ・ヨーコほか

1969年9月13日(土)、カナダ トロント大学構内にあるヴァーシティ・スタジアムで音楽フェスティバルが開催された。その構想、準備から始まり、紆余曲折の末開催にこぎつけるまでが明かされる。残された記録映像に、関係者のインタビューや未公開映像を加えてドキュメンタリーが完成した。

のちほど(白)


2022年/カナダ、フランス/カラー/97分
配給:STAR CHANNEL MOVIES
(C)ROCK N' ROLL DOCUMENTARY PRODUCTIONS INC., TORONTO RNR REVIVAL PRODUCTIONS INC., CAPA PRESSE (LES FILMS A CINQ) 2022
https://revival69-movie.com/
★2023年10月6日(金)ロードショー
posted by shiraishi at 18:38| Comment(0) | カナダ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

白鍵と黒鍵の間に

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監督:冨永昌敬
原作:「白鍵と黒鍵の間に -ジャズピアニスト・エレジー銀座編」南博著
脚本:冨永昌敬監督、高橋知由
撮影:三村和弘
音楽:魚返明未
出演:池松壮亮(南、博)、仲里依紗(千香子)、森田剛(あいつ)、高橋和也(三木)、クリスタル・ケイ(リサ)、松尾貴史(熊野)、松丸契(K助)、川瀬陽太(曽根)、杉山ひこひこ(門松)、中山来未(Y子)、佐野史郎(宅見)、洞口依子(母親)

昭和63年、年の瀬の銀座。キャバレーの酔客を前にピアノを弾く博は、ふらりと入って来た客に『ゴッドファーザー』のテー曲をリクエストされた。その曲だけはダメと同僚に注意されるが、なぜかわからない。実は銀座界隈を牛耳る熊野会長だけがリクエストしていい曲、しかも演奏するのは、会長お気に入りのピアニストの南だけという暗黙の了解があった。

原作者の南博氏がモデルの主人公を、ジャズピアニストの夢を追っている若い"博"と、すでに夢など見失ってしまったベテランの”南”の二人に分けて登場させています。原作では一人の人物、生きる時間も違う二人を池松壮亮さんが演じ分けているのが見どころ。ピアノも猛特訓されたそうです。ご期待あれ。
夜の仕事にどっぷりつかった三木を演じるのは高橋和也さん。『新聞記者』での苦悩する役が記憶に残っています。刑務所から出て来たばかりの男に森田剛さん。有村架純さんと共演した『前科者』が浮かびます。本作では禁断の曲をリクエストして、博の行く道に影響を与えてしまいます。高橋和也さん、森田剛さんともアイドルだった若い時から観ていますが、今哀愁も自然ににじみ出る年代になりました。
ところどころで、サックスを吹く男性が登場して”耳”がひきつけられます。この人は誰?と思ったら松丸契(まつまるけい)さんというプロのサックス奏者の方でした。クリスタル・ケイさんの歌もたっぷり聞けます。
背景の昭和63年は昭和天皇が病床にあり、毎日ニュースで報告されて、この年の瀬は特別でした(年明けた1月7日に崩御。昭和64年は7日間でした)。そんなことなど思い出しながら、拝見した作品。(白)


2023年/日本/カラー/シネスコ/94分
配給:東京テアトル
(C)2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
https://hakkentokokken.com/
★2023年10月6日(金)ロードショー

posted by shiraishi at 13:51| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

シアター・キャンプ(原題:Theater Camp)

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監督:ニック・リーバーマン&モリー・ゴードン
脚本:ノア・ガルヴィン, モリー・ゴードン, ニック・リーバーマン, ベン・プラット
音楽:
出演:モリー・ゴードン(『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』)
ベン・プラット(『ディア・エヴァン・ハンセン』『ピッチ・パーフェクト』)
ノア・ガルヴィン(『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』)ほか

アディロンド・アクトは人気の演劇スクール。しかし開校を目前にして校長が倒れて、こん睡状態に陥ってしまった。急遽ピンチヒッターにやってきた息子は、スクールが経営危機に陥っていることを初めて知った。
そんな中でも、毎年舞台に立つのを夢見るこどもたちがキャンプに集まってきた。歌や演技の指導をするのは変わり者の教師たち。3週間のャンプの終わりには、みんなで作ったとびきり楽しいミュージカルをお披露目することになっている。校長不在の隙をついて商売敵も接近してきた。果たしてミュージカルは無事完成するのか?

サンダンス映画祭 とサウス・バイ・サウスウエストが熱狂した、子どもたちのミュージカルができるまでを追う作品。
出だしで指導役がいきなり歌い始め、子どもたちも歌で応えるのにあっけにとられます。あ、そういう形式なのね、とわかると後は「どこで何を歌うのだろう」と楽しみになってきます。指導にあたるレベッカとエイモスも実はこのスクールの出身。このスクールの教師たちは古株も新人も変人ばかりですが、舞台にかける情熱は誰にも負けません。ミュージカルに親しみのある人もない人も、どこまでが演出かわからないほど自然な子どもたちと教師のやりとりを楽しめます。(白)


2022年/アメリカ/カラー/シネスコ/95分
配給:ディズニー
(C)2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
https://www.searchlightpictures.jp/movies/theatercamp
https://twitter.com/SearchlightJPN
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=fYsGP9RV2Bk
★2023年月日(金)ロードショー

posted by shiraishi at 13:27| Comment(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする