2025年01月25日
リアル・ペイン 心の旅
監督:
脚本:
撮影:
音楽:
出演:()、()、()、
(白)
2024年/日本/カラー/分
配給:
★2025年1月24日(金)ほか全国ロードショー
2025年01月21日
港に灯がともる(みなとにひがともる) 英題:The Harbor Lights
監督・脚本:安達もじり
脚本:川島天見
音楽:世武裕子
出演:富田望生、伊藤万理華、青木柚、山之内すず、中川わさ美、MC NAM、田村健太郎、土村芳、渡辺真起子、山中崇、麻生祐未、甲本雅裕
1995年の震災で多くの家屋が焼失し、一面焼け野原となった神戸・長田。かつてそこに暮らしていた在日コリアン家族の下に生まれた金子灯(富田望生)。在日の自覚は薄く、被災の記憶もない灯は、父(甲本雅裕)や母(麻生祐未)からこぼれる家族の歴史や震災当時の話が遠いものに感じられ、どこか孤独と苛立ちを募らせている。一方、父は家族との衝突が絶えず、家にはいつも冷たい空気が流れていた。ある日、親戚の集まりで起きた口論によって、気持ちが昂り「全部しんどい」と吐き出す灯。そして、姉・美悠(伊藤万理華)が持ち出した日本への帰化をめぐり、家族はさらに傾いていく──。なぜこの家族のもとに生まれてきたのか。家族とわたし、国籍とわたし。わたしはいったいどうしたいのだろう──。
始まりは、2015年1月。震災の年に生まれた人たちの成人式。灯(あかり)は、震災から20年といわれても実感がありません。お母さんからは、震災で家がなくなり避難生活の中で大変な思いをして育てたと聞かされてはいるのですが・・・。
姉が結婚するのに、帰化手続きをしたいといいます。今のままでは国際結婚になるので、手続きが大変だという次第。日本で生まれた灯には、在日コリアンという意識もないのですが、父からは「お祖父さんがどうやって日本に来たか知ってるのか? お祖母さんがなんで字が書けへんのか知ってるのか?」と、帰化することに反対されます。
造船所で男性たちの中で働く灯ですが、いろいろなことがあって死にたいと思うほど落ち込みます。診療所に通い、心に傷を抱えた人たちと話す日々。その中には在日の男性もいて、「ずっと嘘ついて暮らしてる感じ」と言います。
私が「在日」の人たちの存在を知ったのは、たぶん10歳頃のことでした。神戸で生まれ15歳まで育ったのですが、「にあんちゃん 十歳の少女の日記」を書いた在日である安本末子さん(1943年生まれ)が、父が教鞭をとっていた県立兵庫高校の卒業生だったのです。 兵庫高校は、長田区にあって、まわりには在日の人が多く暮らしていて、生徒には在日の方も結構いたようです。優秀な在日の教え子に、将来、差別されない医師を目指せと進路指導したこともあると父が話していたのを思い出します。
1995年1月17日の阪神淡路大震災では、断層の走っているところが大きな被害を受けましたが、この映画の金子家がゴム工場を営んでいた長田区界隈は、広い範囲で火災が起こったところでした。
©Minato Studio 2025
チマチョゴリ姿のお祖母さんが赤ちゃん(灯のお姉さんでしょうか)を抱いた姿の映った写真1枚だけを、お母さんが見つけたと語っています。
灯は、やっと前向きに生きる元気を取り戻し、設計事務所に就職します。「それぞれの暮らしに寄り添う」というコンセプトに共感したのが志望動機でした。空襲も震災も乗り越えた丸五市場再建の話に取り組むのですが、コロナ禍で挫折。そんな中で開く「丸五写真展」。 震災前のにぎやかだったころの写真もたくさん。紙焼きの写真って、やっぱりいいなぁ~と。
灯の20歳から9年間の成長を追った本作。震災から30年となる2025年1月17日に公開が始まりました。 今や震災を経験していない人が、人口の3割ほどになったと聞きます。 私も東京にいて、実際には経験していないのですが、あの日の朝、テレビをつけた時に生田神社がつぶれている姿が目に飛び込んできて、びっくりしたのを思い出します。同級生の中には、両親や兄弟、お子さんを亡くした人も多くて、10年目の時に、「10年の節目と言われてもなぁ」とつぶやいていた同級生の言葉に、肉親を亡くした人にとっては、いつも心に思いを抱えていて、何周年などということは関係ないと思ったのでした。
灯を演じた富田望生さんは、福島県いわき市出身。東日本大震災の経験者です。灯の抱える思いを細やかに演じています。 生き辛さを感じている方たちにも、ぜひご覧いただきたい1作です。(咲)
2025年/119分/DCP/日本
製作:ミナトスタジオ
配給:太秦
公式サイト:https://minatomo117.jp/
★2025年1月17日(金)より新宿ピカデリー、ユーロスペース他全国順次公開
2025年01月19日
ゴールドフィンガー 巨大金融詐欺事件 原題:金手指 英題:The Goldfinger
2025年1月24日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開 上映館情報
©2023 Emperor Film Production Company Limited All Rights Reserved
アンディ・ラウとトニー・レオンが『インファナル・アフェア』シリーズ以来20年ぶりの共演を果たしたエンタメ超大作!
監督・脚本:莊文強(フェリックス・チョン)
製作:ロナルド・ウォン
製作総指揮:アルバート・ヤン ジェン・ジーハオ アレックス・ヤン
撮影:アンソニー・プン
美術:エリック・ラム
編集:ウィリアム・チャン カーレン・パン
音楽:デイ・タイ
字幕翻訳:神部明世
キャスト
梁朝偉(トニー・レオン) 程一言(チン・ヤッイン)役
劉徳華(アンディ・ラウ) 劉啓源(ラウ・カイユン)役
蔡卓妍(シャーリーン・チョイ)
袁詠儀(アニタ・ユン)
任達華(サイモン・ヤム)
錢嘉樂(チン・ガーロッ)
姜皓文(キョン・ヒウマン)
陳家樂 (カルロス・チャン)
白只 (フィリップ・ユッグ)
岑珈其(カーキ・サム)
柯煒林(ウィル・オー)
総製作費70億円以上を投じて、香港黄金時代を豪華絢爛に再現
イギリスによる植民地支配の終焉(1997年)が近づく1980年代の香港。狂乱の香港バブル経済時代を舞台に、熾烈な陰謀うずまく巨額の金融詐欺事件を描く。無一文から100億香港ドルを稼ぎ出した<凄腕詐欺師>程一言(チン・ヤッイン)役をトニー・レオンが、それを追う<執念の捜査官>劉啓源(ラウ・カイユン)役をアンディ・ラウが務める。『インファナル・アフェア』とは立場が逆転した役どころ。監督と脚本は、『インファナル・アフェア』3部作の脚本を手掛けたフェリックス・チョン。
香港で興行ランキング5週連続1位となる大ヒット、第42回香港電影金像奨で12部門にノミネートされ、トニー・レオンが主演男優賞を受賞するなど6部門を受賞した。
海外でビジネスに失敗し、身ひとつで香港に入国した野心家の男チン・ヤッイン(トニー・レオン)は、悪質な違法取引を通じて徐々に香港に足場を築いていく。80年代株式市場ブームの波に乗り、資産100億ドルの嘉文世紀集団を立ち上げ、時代のレジェンドに。一方、汚職対策独立委員会(ICAC)のエリート捜査官ラウ・カイユン(アンディ・ラウ)は、チンの違法取引に目を付け捜査を始めた。幾度となく捜査の網を逃れられながらも15年間にも及ぶ粘り強い捜査を続けた。嘉文集団が引き起こした巨額の詐欺、汚職、殺人事件など、人命さえも失いながら大金が動く。1980年代の狂乱の香港経済を作り出したチン・ヤッインを追い詰めるラウ・カイユン。チンとラウの駆け引きが描かれる。実話を元に作られた。
公式HPより
狂乱のバブル経済時代を完全再現
金塊、札束、酒にパーティ…香港黄金時代を再現した綿密なプロダクション・デザインは、第17回アジア・フィルム・アワードで美術賞を受賞。そしてトニー・レオンやシャーリーン・チョイらが鮮やかに着こなす80年代ファッションも高く評価され、同賞衣装賞が送られた。物語の舞台は60年代から90年代にわたり、その時代の変化を表現するために、VFXにも大きく力が注がれた。さらにロケ地にはザ・ペニンシュラ香港、尖沙咀の1881ヘリテージなど香港名所がずらりと並ぶ。
フェリックス・チョン 監督・脚本
1968年、香港生まれ。『失業皇帝』(99)で脚本家デビュー。トニー・レオン主演、ケリー・チャン、仲村トオル、阿部寛らが出演の『東京攻略』(00)脚本や、『インファナル・アフェア』3部作でアラン・マックと共同脚本を務める。その他『ジェネックス・コップ2』(00)、『頭文字D THE MOVIE』(05)、『傷だらけの男たち』(06)などの脚本を手掛けた後、ドニー・イェン主演の『三国志英傑伝 関羽』(11)でアラン・マックと共同という形で監督デビュー。
その他の監督作に、アラン・マックとタッグを組んだラウ・チンワン主演『盗聴犯』シリーズ(09、11、14)、トニー・レオン主演『サイレント・ウォー』(12)、チョウ・ユンファとアーロン・クォックがダブル主演を務めた『プロジェクト・グーテンベルク 贋札王』(18)など。
公式HP https://www.culture-pub.jp/goldfinger/
2023年/香港・中国/カラー/シネマスコープ/5.1ch/原題:金手指/126分/G/
製作国:香港、中国
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
©2023 Emperor Film Production Company Limited All Rights Reserved
アンディ・ラウとトニー・レオンが『インファナル・アフェア』シリーズ以来20年ぶりの共演を果たしたエンタメ超大作!
監督・脚本:莊文強(フェリックス・チョン)
製作:ロナルド・ウォン
製作総指揮:アルバート・ヤン ジェン・ジーハオ アレックス・ヤン
撮影:アンソニー・プン
美術:エリック・ラム
編集:ウィリアム・チャン カーレン・パン
音楽:デイ・タイ
字幕翻訳:神部明世
キャスト
梁朝偉(トニー・レオン) 程一言(チン・ヤッイン)役
劉徳華(アンディ・ラウ) 劉啓源(ラウ・カイユン)役
蔡卓妍(シャーリーン・チョイ)
袁詠儀(アニタ・ユン)
任達華(サイモン・ヤム)
錢嘉樂(チン・ガーロッ)
姜皓文(キョン・ヒウマン)
陳家樂 (カルロス・チャン)
白只 (フィリップ・ユッグ)
岑珈其(カーキ・サム)
柯煒林(ウィル・オー)
総製作費70億円以上を投じて、香港黄金時代を豪華絢爛に再現
イギリスによる植民地支配の終焉(1997年)が近づく1980年代の香港。狂乱の香港バブル経済時代を舞台に、熾烈な陰謀うずまく巨額の金融詐欺事件を描く。無一文から100億香港ドルを稼ぎ出した<凄腕詐欺師>程一言(チン・ヤッイン)役をトニー・レオンが、それを追う<執念の捜査官>劉啓源(ラウ・カイユン)役をアンディ・ラウが務める。『インファナル・アフェア』とは立場が逆転した役どころ。監督と脚本は、『インファナル・アフェア』3部作の脚本を手掛けたフェリックス・チョン。
香港で興行ランキング5週連続1位となる大ヒット、第42回香港電影金像奨で12部門にノミネートされ、トニー・レオンが主演男優賞を受賞するなど6部門を受賞した。
海外でビジネスに失敗し、身ひとつで香港に入国した野心家の男チン・ヤッイン(トニー・レオン)は、悪質な違法取引を通じて徐々に香港に足場を築いていく。80年代株式市場ブームの波に乗り、資産100億ドルの嘉文世紀集団を立ち上げ、時代のレジェンドに。一方、汚職対策独立委員会(ICAC)のエリート捜査官ラウ・カイユン(アンディ・ラウ)は、チンの違法取引に目を付け捜査を始めた。幾度となく捜査の網を逃れられながらも15年間にも及ぶ粘り強い捜査を続けた。嘉文集団が引き起こした巨額の詐欺、汚職、殺人事件など、人命さえも失いながら大金が動く。1980年代の狂乱の香港経済を作り出したチン・ヤッインを追い詰めるラウ・カイユン。チンとラウの駆け引きが描かれる。実話を元に作られた。
公式HPより
狂乱のバブル経済時代を完全再現
金塊、札束、酒にパーティ…香港黄金時代を再現した綿密なプロダクション・デザインは、第17回アジア・フィルム・アワードで美術賞を受賞。そしてトニー・レオンやシャーリーン・チョイらが鮮やかに着こなす80年代ファッションも高く評価され、同賞衣装賞が送られた。物語の舞台は60年代から90年代にわたり、その時代の変化を表現するために、VFXにも大きく力が注がれた。さらにロケ地にはザ・ペニンシュラ香港、尖沙咀の1881ヘリテージなど香港名所がずらりと並ぶ。
フェリックス・チョン 監督・脚本
1968年、香港生まれ。『失業皇帝』(99)で脚本家デビュー。トニー・レオン主演、ケリー・チャン、仲村トオル、阿部寛らが出演の『東京攻略』(00)脚本や、『インファナル・アフェア』3部作でアラン・マックと共同脚本を務める。その他『ジェネックス・コップ2』(00)、『頭文字D THE MOVIE』(05)、『傷だらけの男たち』(06)などの脚本を手掛けた後、ドニー・イェン主演の『三国志英傑伝 関羽』(11)でアラン・マックと共同という形で監督デビュー。
その他の監督作に、アラン・マックとタッグを組んだラウ・チンワン主演『盗聴犯』シリーズ(09、11、14)、トニー・レオン主演『サイレント・ウォー』(12)、チョウ・ユンファとアーロン・クォックがダブル主演を務めた『プロジェクト・グーテンベルク 贋札王』(18)など。
公式HP https://www.culture-pub.jp/goldfinger/
2023年/香港・中国/カラー/シネマスコープ/5.1ch/原題:金手指/126分/G/
製作国:香港、中国
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
Retake リテイク
監督・脚本・編集:中野晃太
撮影:中野晃太、柳田修平
音楽:れんぴ (チョーキューメイ)
主題歌:チョーキューメイ「また、夏になる」
出演:麗(うらら)(水口遊)、武藤優汰(関野景)、タカノアレイナ(小川アリサ)、大原奈子(橋本海)、千葉龍青(相原二郎)
高校3年男子の関野景、写真撮影が好きだがいまいち「これ」というものが撮れずにいた。まぶしい存在だった同級生の遊から映画作りに誘われる。彼女は「絵描きの男の子と落ち着きのない女の子が、”時間の流れない世界”を旅する映画を撮りたい、と言う。キャスティングやロケハンも進んでいく。景は撮影を担当し、遊や新しい仲間と一緒に作品を作る時間が楽しくなる。
高校生活の最後の夏休み。こんな協同作業ができたなら、一生の思い出になるに違いありません。みんなでの侃々諤々のやりとりも、行き違いもみな作品として結晶します。
映画を作る過程には何度もやり直し=リテイクがあります。そのたびに流れを観直したり、脚本を変えたりしてより良いものを目指していきます。そのリテイクがそのまま作品に落とし込まれ、ああなるほどと思いました。この撮り方って今までなかった気がします。一緒にいる時間が長くなると変わっていく、人との関係もうまく入っています。
中野晃太監督は映像制作のワークショップで、高校生だった麗さんと出会ったそうです。講師と受講生だった二人が、今回監督と俳優として1本の映画を作りました。ほかのキャストも麗さんと映画製作をした経験があったり映画を学んでいたり。ちょっと控えめな主役・景役の武藤優汰さんだけは、唯一公募だったとか。行動的な遊への、景の淡い恋心はどうなるのかーにもご注目ください。(白)
受賞歴
第 45 回ぴあフィルムフェスティバル PFF アワード 2023 グランプリ受賞
第 17 回ニューヨーク ジャパンカッツ 大林賞受賞
第 24 回ハンブルク日本映画祭最優秀独立作品審査員賞受賞
2023年/年/日本/カラー/110分
配給:ミカタ・エンタテインメント
(C)湘南市民メディアネットワーク
https://retake-movie.com/
★2025年1月18日(土)より日(土)より新宿 K’s cinemaほか全国順次公開中
蝶の渡り 原題:პეპლების იძულებითი მიგრაცია 英題:Forced Migration of Butterflies
監督:ナナ・ジョルジャゼ
出演:ラティ・エラゼ、タマル・タバタゼ、ナティア・ニコライシヴィリ
ジョージア。1991年。ソ連からの独立が近づき、希望に満ちた<どんちゃん騒ぎ>で新年を迎える若者たち。
しかし、ソ連崩壊後、ジョージアは独立を宣言するものの、ロシアとの戦争で領土の一部を喪失。アブハジアと南オセチアは今もロシア占領下にある・・・
27年後。
画家コスタは祖父母の代からの古びた家の半地下に暮らしている。そこに集まるのは、かつての芸術家仲間たち。才能があってもうまくいかない。仕事がない。コスタは明日の電気代にも困るほどだ。
新年を迎えようとしている日、音楽家のミシャとムラ、衣装や帽子を作っているロラ、今は修道院にいるナタも集まっている。そこにコスタの昔の恋人ニナが戻ってくる。
そんな時、音楽家のミシャと付き合っているタソが、コスタの絵を買いたいというアメリカ人コレクターを連れてくる。なんと彼がニナに一目惚れ! その場でプロポーズ。さて、どうなる・・・?!
コスタの部屋にある絵をすべて買いたいというコレクターに、コスタは「蝶の渡り」の絵だけは手放しません。原語の意味は「蝶の強制移住」。ジョージョアでは様々な理由で移住せざるをえない人たちがいることも意味しているようです。
芸術家たちが、食べていけない状況の中でも、仲間たちと集い、冗談を飛ばしている姿に切なくなります。より良い生活を求めて、女たちは条件のいい男になびくのも、わかるような気がします。
仲間たちの姿を、若い時からヴィデオカメラに収めているナタは、アブハジアの戦争で夫ズラを亡くし、今は見習い修道女。
歴史に翻弄されながら、皆で寄り添い、生き抜こうとする人たちの味わい深い群像劇。(咲)
監督・脚本 ナナ・ジョルジャゼ
Nana Jorjadze
1948年、トビリシに生まれる。1968年から1974年まで建築家として働いた後、現在のショタ・ルスタヴェリ演劇映画ジョージア国立大学に入学。以降、女優業のほか衣装や美術などで様々な映画に関わるが、監督を志す。1986年、長編第一作『ロビンソナーダ 私の英国人の祖父』でジョージア初のカンヌ国際映画祭カメラ・ドール(新人監督賞)受賞。1996年の『シェフ・イン・ラブ』はアカデミー外国語映画賞にノミネートされた最初のジョージア映画となり、2000年の『シビラの悪戯』も数々の国際映画祭で受賞。2019年にはジョージアワインについてのユニークなドキュメンタリー『Prime Meridian of Wine』を発表。1992年のカンヌ国際映画祭審査員、1997年のヴェネツィア国際映画祭審査員はじめ、これまで100以上の国際映画祭で審査員を務め、名実ともにジョージアを代表する女性監督。本作はジョージアの首都で開催された2023年トビリシ国際映画祭のオープニングを飾り、ジョルジャゼ監督は映画への貢献に対して金のプロメテウス賞を受賞。
(C)3003 film production, 2019
★ラナ・ゴゴベリゼ監督『金の糸』(2019)で主演を務めている。
トビリシ国際映画祭(ジョージア)オープニング作品
金のプロメテウス賞(映画への貢献に対して)受賞
2023年/ジョージア/89分/カラー/ジョージア語
配給:ムヴィオラ
https://moviola.jp/butterfly/
★2025年1月24日(金)より新宿武蔵野館、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開